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野球 コラム 2020年1月17日

MLBによるアストロズのサイン盗みに対する処罰がかくも厳しい理由

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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このオフを騒がせたサイン盗み騒動は、ここに来て一気に動き出した。MLB機構はアストロズに厳罰(罰金500万ドル、GM&監督の1年間停職、今後2年間のドラフト1&2位指名権剥奪)を与えた。この余波は大きく、同球団は停職者(ジェフ・ルーノーとAJ・ヒンチ)を即刻解雇した。すると、レッドソックスはMLB処分の発表を待たずアレックス・コーラ監督を事実上の解任処分に。さらにはアストロズサイン盗みへの重要関与者と見られていたカルロス・ベルトランが、このオフに就任したばかりのメッツ監督の座を1試合も指揮を取らずして降りることになった。

恐らくロブ・マンフレッド・コミッショナーは早期に全てを決着させ、2月中旬のスプリングトレーニング開始までに、希望に満ちたベースボールシーズンの到来という雰囲気を醸成したいとの強い思いがあったのだろう。

アストロズへの処分の内容は、とても厳しいと言える。MLBが一球団に課したペナルティとしては、1919年のワールドシリーズでの八百長事件であるブラックソックススキャンダル(8人が永久追放)以降では最も厳しいと言って良いだろう。

かくも厳罰となった背景には、2017年9月段階での警告があった。MLBはレッドソックスによるアップルウォッチを使ったサイン盗みを契機に、電子デバイスを利用したサイン盗みに対する警告とその場合の厳しい処分について全球団に通知済みだったのだ。

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