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野球 コラム 2019年8月20日

ダルビッシュ有、カブス先発陣を引っ張る存在に

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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8月に入り、シカゴ・カブスのダルビッシュ有が目覚ましい活躍を見せているのは既報の通り。

現在、カブスは混戦のナ・リーグ中地区で熾烈な首位争いを繰り広げており、その最中にあってダルビッシュの存在感が増しているのは紛れもない事実である。

◆ナ・リーグ中地区順位
1位 カージナルス 66勝57敗 ゲーム差
2位 カブス 66勝58敗 0.5
3位 ブリュワーズ 64勝61敗 3.0
4位 レッズ 58勝66敗 8.5
5位 パイレーツ 51勝73敗 15.5

カブスは今季苦手としている敵地での連戦を終え、日本時間水曜(現地火曜)から本拠地での6連戦を迎えるところ。

これに先立ち、地元紙『ノースウェスト・ヘラルド』は現地19日付で電子版に「ホセ・キンタナとユウ・ダルビッシュが先発陣を引っ張る」と題した記事を掲載し、今後の日本人右腕の活躍に期待を寄せている。

「カブスが敵地での連戦を終え、本拠地での試合に臨むまであと数日となったが、この期間中に投手のホセ・キンタナとユウ・ダルビッシュがヒーロー級の活躍を見せると予想した人がいたら挙手して欲しい」との書き出しで始まるこの記事。

ポストシーズンでのダルビッシュの立ち位置を見据え、次のように書かれている。

「名目上のエースであるジョン・レスターにも、このレースに再び加わる時間はまだ残されている。同じことは、リグレー・フィールドで火曜の夜から始まるサンフランシスコ・ジャイアンツとの3連戦で先発するコール・ハルメスとカイル・ヘンドリクスにも言える。

しかし、とりわけキンタナや、わずかに及ばないながらダルビッシュの8月にやり遂げたことは瞠目すべきであり、カブスがナ・リーグ中地区の首位争いをし続ける上で必要としたものだった」。

ダルビッシュは今季、4勝6敗の成績が示す通り、“勝敗つかず”の王様となっていた。水曜の夜に先発することで、キンタナの8月の成績に並ぶチャンスが残されている。

今月、ダルビッシュは18回を投げ、27奪三振に対し無四球としている。また、今月の防御率は2.50で、WHIP(投球回あたり与四球・被安打数の合計)は0.72となっている。

何はともあれ、カブスは10月まで残らなければならないが、とにかく、キンタナとダルビッシュの好調はジョー・マドン監督にとって、プレーオフの先発ローテーションの決定を興味深く、難しいものにするだろう。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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