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7月13日に開幕する第90回都市対抗野球大会に向けて各チームの紹介、注目選手の紹介を行っていく。今回は東京、西関東の代表となった6チームを紹介しよう。
◆鷺宮製作所(東京第1代表)
東京第1代表は2年連続14回目の出場となる鷺宮製作所だ。鷺宮製作所は激戦区・東京の中で、なかなか東京ドームが遠く、昨年の出場が9大会ぶりだった。しかし、そこから2年連続で第1代表と躍進が見て取れる
チームの売りはまず守備力。エースは26歳の野口亮太で、164センチ・65キロと小柄な左腕だ。前橋商を2年春、3年夏と二度甲子園に導いた当時は「完成度の高い左腕」という印象だった。
しかし、大学、社会人を経て力強さを増し、キレの良い速球で「押す」投球も見せる。また、制球力は高校時代から抜群で、東京都予選でも16回3分の1で四死球を1つも許していない。
さらに今年は国際武道大3年次に、チームを大学選手権準優勝に導いた右腕・平川裕太が入社。彼も172センチと小柄だが、速球と鋭い縦変化で相手を抑え込める右腕で、抑えとして登板するだろう。
打線は都大会の3試合で打率.244、9得点と冴えなかったが第1代表として東京ガスの3選手を補強できたことは心強い。
笹川晃平は社会人トップレベルの外野手で、石川裕也は守備力も含めてハイレベルなショート。また、臼井浩はやはり168センチと小柄だが、制球力と安定感が素晴らしい。
◆NTT東日本(東京第2代表)
東京第2代表は4年連続43回目の出場となるNTT東日本。出場の立役者となったのが34歳のベテラン右腕・大竹飛鳥だ。
大竹は173センチ・79キロの「ズングリ系」右腕。明治安田生命との第2代表決定戦ではノーヒットノーランを達成して社会人ファンを驚かせた。
球速で押すタイプではないが、ボールを細かく動かす投球術が抜群だ。ロジンバックを豪快に使うマウンドアクションにも注目して欲しい。
ただし、NTT東日本の投手陣がベテラン頼りということではなく、堀誠、熊谷拓也、小又圭甫、飯嶋海斗、佐々木健ら入社から3年以内の若手好投手も豊富に揃っている。
打線は越前一樹、嘉納淳弥ら中軸が健在。加えて東京都予選では法政大出身の新人外野手・向山基生が上位打線に定着。4試合で打率.375、1本塁打、3打点とブレイクしている。
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