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このシーズンオフ、晴れてシアトル・マリナーズの一員となった、最新日本人メジャーリーガーである菊池雄星がまずするべきことは、米国流の“やり過ぎない”春季キャンプに慣れることだそうである。
現地14日付けで「MLB.com」に掲載された菊地に関する記事では、春季キャンプの取り組み方に対する日米の違いが、マリナーズのスコット・サーバイス監督の言葉を通して浮き彫りにされており、その内容はなかなかに興味深い。
記事では冒頭で、「新戦力のユウセイ・キクチは、日本では春季キャンプで10時間練習していた」とした上で、「しかしながら、マリナーズは春季のルーティンを変更することはない」と続け、これに関する監督のコメントを引用。
以下は記事の抜粋である。「我々の選手たちにその(日本式の)スケジュールを打ち出したら、どんな顔をするのか、是非見てみたいものだね」とサーバイス監督は笑い混じりに述べた。
「本当にやったらとんでもないことになるね。でも、向こうの文化では野球というゲームは違うものなんだ。もちろん私は彼らのやっていることをリスペクトしているし、彼らのやっていることや、練習方法から多くを学ぶこともできる。単に、我々はやり方が少し異なるだけなんだ」。
日本のチームは通常、午前9時から午後7時まで練習し、その後、選手たちは全員揃って春季キャンプ中に滞在するホテルへ移動する。
練習中、選手たちは絶え間なくフィールド上にいるわけではないが、米国と比較すると、日本式の練習では確実にドリルや基礎練習に、より多くの時間を費やす。
「(日本式の練習を)これまで経験したことはないけれど、実際、見てみたいものだね」とサーバイス監督。「私は日本のチームが携帯式の打撃ネットを持ち運び、ホテルの屋上で打つというのを聞いたことがある」。
「そういう話は色々と耳にしている。彼らには彼らのやり方がある。上達することが重要であり、それが彼らにあったやり方なんだ」。
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