人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2019年2月10日

追悼・フランク・ロビンソンとジャッキー・ロビンソン

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
  • Line

「いいかい? ジャッキーがいなければ、ウイリー・メイズもハンク・アーロンもいなかったんだ。もちろん、バリー・ボンズもだ」

トレードマークの爪楊枝が器用に口の中で反転した。

「そして、フランクがいなければ、私やシト・ガストン(1992年、ブルージェイズでアフリカ系アメリカ人監督初のワールドシリーズ制覇)やドン・ベイラー(1995年でロッキーズでナ・リーグ最優秀監督)もいないってことだ。それがすべてさ」

「ジャッキー・ロビンソンじゃなくても、他の誰かがいずれは出てきたはず」と言う人もいるが、それはしょせん、外野の意見なのだろう。同様に、フランク・ロビンソンが史上初のアフリカ系アメリカ人監督になったのも、決して偶然ではないのだと思う。

フランク・ロビンソンの人生はきっと、ジャッキー・ロビンソンのように映画にはならないだろうし、彼の背番号20が全球団で永久欠番になることもない。

だが、二人のロビンソンはメジャーリーグとアメリカの歴史の中でしっかりと繋がっており、それは誇張でも何でもなく、何人たりとも踏み入れることのできない神聖な領域となっている―。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ