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◆アメリカンリーグ チャンピオンシップ第1戦
10月14日(日)午前9:00 レッドソックス vs. アストロズ J SPORTS 1
現地13日(土)(日本時間14日)に開幕するア・リーグのチャンピオンシップシリーズは、“順当に”リーグの上位2チームが勝ち上がった。
今季メジャー最多で球団史上最多のシーズン108勝をあげたレッドソックスと、続くメジャー2位の103勝で昨季覇者のアストロズが対戦する。
昨季ワールドチャンピオンのメンバーがほぼ居並ぶアストロズは、ディビジョンシリーズでインディアンスに3連勝して、あっさりと勝ち抜け。
レッドソックスも、第2戦こそヤンキースの田中将大の好投などで1敗を喫するも、ホームで先勝した後はヤンキースタジアムで2連勝(第3戦は16-1の圧勝)。力の差をみせつけての3勝1敗で、リーグチャンピオンシップシリーズ進出を決めた。
宿敵レッドソックスがヤンキースタジアムでシャンパンファイトを行った夜、SNSには多くのヤンキースファンが、アーロン・ブーン監督に引責辞任を求めたり、最も高年俸で打棒が振るわなかったジャンカルロ・スタントンを責めたりする声で溢れた。
アストロズとレッドソックスは、昨年のポストシーズンでも対戦。その時はディビジョンシリーズで、アストロズがレッドソックスを3勝1敗で下している。
今回のリーグチャンピオンシップも、昨季の実績からもアストロズ有利の声が多い。アストロズが連覇へとコマを進めるのか、レッドソックスが雪辱の勝利となるのか。
◆攻撃の多彩さがウリのレッドソックス。カギはプレーオフが苦手のプライス?
ヤンキースを下したレッドソックスの強さの要因の一つは、オフェンスの総合力にある。メジャートップのチーム本塁打数(267本)を誇るヤンキースが、その一発攻勢に頼ったのとは対照的に、レッドソックスは多彩な攻撃で得点を重ねた。
レギュラーシーズンも、チーム本塁打数こそリーグ6位(208本)だが、チームの打率、打点、得点でいずれもメジャートップ。
ここぞの場面での盗塁(メジャー3位)も見せ、80.1%の成功率(156企図して125盗塁)を誇る。先のヤンキースとのディビジョンシリーズでは、5盗塁してすべて成功。
また、球団資料によると、10選手が1打点以上をあげているだけでなく、12選手がヒットを1本以上放ち、11選手が複数安打を記録。どこからでも、ヒットが出て、得点につなげている。
懸念が残るのはディフェンス面で、なかでも第2戦に先発するデイビッド・プライスの起用が吉と出るか、凶とでるかに注目が集まっている。
サイ・ヤング投手で今季16勝とチームを牽引したプライスだが、プレーオフでは活躍できておらず、これまで先発した試合は0勝9敗。先のヤンキース戦でも、田中と投げ合って、2回を持たずして降板している。
ただし、今季もヤンキース戦は苦手にしたが、アストロズ戦では好投した。2016年以降で見ても、レギュラーシーズンで3勝無敗、防御率2.43と得意にしている。
昨季はアストロズでベンチコーチだったアレックス・コーラ監督も、昨季プレーオフでのプライスが「アストロズ戦で好投していた」と、マウンドを託すことにゆるぎはない(MLB公式より)。プライスは、監督の信頼に応えることができるだろうか。
◆屈指の投手力を誇るアストロズ。ビハインドからの巻き返しにも自信?
王者アストロズの最大の強みは、その投手力。球団資料などによると、先発投手陣の防御率3.16とブルペンの防御率3.05は、ともにメジャートップだ。最高のディフェンスを備えているといえる。
やはり開幕カードは注目だ。アストロズは、大エースのジャスティン・バーランダー、レッドソックスはクリス・セールが先発する。
両者は、昨季のディビジョンシリーズでも対決。その時は、強心臓のバーランダーがプレーオフに飲まれたセールに投げ勝っている。
だが、今季のセールは先のヤンキースとのディビジョンシリーズで、初戦に先発して勝ち投手に、第4戦ではリリーフ登板して無失点リレーを担うなど、前回とは別人ほどに逞しくなっている。
アストロズは、オフェンスもポストシーズンの打率トップ4選手(アレックス・バーグマン、マーウィン・ゴンザレス、タイラー・ホワイト、ジョージ・スプリンガー)が、アストロズで占められるなど申し分ない。
しかもビハインドでも巻き返しができることに、A.J.ヒンチ監督は自信をのぞかせている。実際、アストロズの今季における逆転勝ちは、41ゲーム(!)に上り、うち11ゲームで7回以降に巻き返していることも見逃せない。
なお、アストロズは今季、敵地で最も勝率の高いチーム(57勝24敗の70.4%)だが、レッドソックスはホームで最も勝率の高いチーム(同じく57勝24敗の70.4%)という。まずは、レッドソックス本拠地で開幕するが、果たして。
松山 ようこ
翻訳者/ライター/インタビュアー。主にスポーツやエンタメ分野にて実績多数。野球はプロ野球からMLB、他にもマイナースポーツからオリンピック大会まで、国内外の競技場や大会での現地取材を数多く経験するスポーツ好き。アスリートはじめ、一般人から著名人まで幅広くインタビューし、日本語と英語ともに記事やコラムにする。訳書『ピッチングニンジャの投手論』『ベイダータイム』。 ※『ピッチングニンジャの投手論 PitchingNinja's analysis of Japanese MLB Aces』 ※『VADER TIME ベイダータイム: 皇帝戦士の真実 』
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