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バドミントン コラム 2019年8月4日

シングルスで奈良岡に健闘の中島、ダブルスでリベンジだ

バド×レポ by 平野 貴也
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中島(瓊浦/長崎)
全国高校総体(インターハイ)バドミントン競技は、5日に最終日を迎え、個人対抗ダブルスおよびシングルスの準決勝、決勝を行う。男子ダブルスの準決勝では、第1シードの奈良岡功大、武藤映樹(浪岡/青森)が、中島巧、杉本一樹(瓊浦/長崎)と対戦する。

奈良岡は、主戦場としているシングルスでも4強入り。昨年の世界ジュニア選手権では銀メダルを獲得。同世代では、圧倒的な実績を誇る注目選手だ。前日の4日、個人対抗シングルスの4回戦では、奈良岡と中島が対戦。第1ゲームは奈良岡が技術の高さを見せて主導権を握り続けたが、第2ゲームに入ると、中島が相手に打たせてカウンターレシーブから切り崩す戦い方に切り替えてゲームを取り返し、ファイナルゲームにもつれ込む接戦を演じた。最終的には、スピードを上げた奈良岡が振り切って勝利を収めたが、ビッグネーム相手に健闘した中島にも健闘を称える拍手が送られた。
中島は「第2ゲームで5-0とかになって、これはチャンスがあるかもしれないと思った。最後に自分が攻め直して、優位な状況を作れるように粘った。でも、ファイナルでは、相手にスピードを上げられて、それまでのプレーが通じなくなった。先手を取られて、8点差にされてしまった。チェンジコート後は、点の取り合いだったので、ファイナルの最初で粘れていればと思う」と勝負所で仕掛けて来た奈良岡に付いていけなかった時間帯を悔やんだ。

しかし、手応えはある。奈良岡との公式戦での対決は、小学生以来だという。当時の結果を聞くと「(第1、2ゲームともに自身の得点が)5点と5点です」と苦笑い。当時は、まるで歯が立たなかったが、今回の対戦では「挑む気持ちでぶつかっていこうと思った。きつかったけど、やっているときは楽しかった。強いのは、分かっているし、力の差はある。でも、絶対に(勝負に)いけないという範囲ではないと思うし、これからの自分次第でチャンスはあると思う」と大舞台で自身の成長を感じることができた。
奈良岡がシングルスをメインにしているのに対し、中島はダブルスがメイン。翌5日のダブルス準決勝では、この日のリベンジに挑む。奈良岡、武藤組には、春の全国高校選抜大会の準決勝で敗れている。中島は「明日は、選抜のリベンジ。しっかりケアをして、気持ちも作り直して、優勝を目指して頑張りたい」とシングルスで得た手応えと、雪辱にかける気持ちを持ち、ダブルスのタイトルを狙いに行く。
平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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