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高橋和幸(ジェイテクトSTING愛知)
昨シーズンと同じ組み合わせ。ホーム、岡崎でのクォーターファイナルで東京グレートベアーズを迎え撃つジェイテクトSTINGS愛知の主将、高橋 和幸の言葉に気負いはない。
大同生命SVリーグ チャンピオンシップ 2025-26 男子
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準々決勝 第1戦 ジェイテクトSTINGS愛知 vs. 東京グレートベアーズ(05/01)
5月1日(金)午後5:55 J SPORTSオンデマンドでLIVE配信
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準々決勝 第2戦 ジェイテクトSTINGS愛知 vs. 東京グレートベアーズ(05/02)
5月2日(土)午後3:55 J SPORTSオンデマンドでLIVE配信
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準々決勝 第3戦 ジェイテクトSTINGS愛知 vs. 東京グレートベアーズ(05/03)
5月3日(日)午後3:55 J SPORTSオンデマンドでLIVE配信
「組み合わせに対しては、あまり何も思っていないというのが正直なところです。それよりも、まずは自分たちのバレーをどうやっていくかにフォーカスして、やるべきことをやる。そのうえでリベンジマッチ、いい試合ができたらいいですね」
コートで見せる熱い姿、どんなボールにも食らいつく闘志丸出しの姿とは裏腹に、「リベンジマッチ」と言いながらも、言葉の中に「絶対に勝ってやる」と負けん気を滲ませるわけではない。昨シーズンと今シーズンはメンバーも代わったが、各国の代表選手が揃う個性豊かな顔ぶれであることは変わりない。
その中で主将を務める重圧を感じることはないのか。どんなことを意識しているのか。尋ねると、軽やかに笑いながら言った。
守備で貢献する高橋和幸
「正直言って、何とも思わないです。とにかく結果を出す、っていうことだけ。チームをまとめると言っても、選手全員がやってくれることなので、僕はまとめるのではなくいい方向へ向けて引っ張っていくだけ。それは、できている自信があります」
学生時代もキャプテンを経験し、大学4年時には順天堂大学のキャプテンとして、全日本インカレ準優勝に導いた。その頃と今、高橋の姿や振る舞いは変わらない。コートの中で常に声を出し、誰より走ってボールを追い、最後まで諦めない。
点を獲ることができないポジションではあるが、味方に1点でも点を獲らせ、相手には簡単に点を獲らせない、と縦横無尽にコートを駆け回って支配する。同様に、リベロの古賀 太一郎が主将を務める東京グレートベアーズとの対戦に向けた準備も万全だ。
「ブロックとディフェンスがいい。自分たちと似たタイプのチームなので、いかにラリーを獲り切れるか。大事な1点を獲れるかがキーになると思います。これからもっと精度を上げて、特別何かに気を付けるというのではなく、チャンピオンシップという緊張感のある試合を楽しみながら、チームを勝利に導けるようなプレー、声かけをしていきたいです」
ホームのサポーターとともに喜びたい高橋和幸
昨シーズンに続いて、クォーターファイナルをホームで戦えることも何よりの強み。なぜなら「どこにも負けない」と胸を張るホームの声援が、常に背中を押し続けてくれるから。
「身体が震える、痺れるような声援を下さっている」と高橋も言うように、STINGS愛知のホームゲームの雰囲気、特に昨季のクォーターファイナルでの『応援合戦』とも言うべき、両チームのファンがつくり出した会場の雰囲気に感嘆するのは、高橋だけでなく対戦相手の古賀も同じだ。
「体育館が揺れているのをコートで感じるぐらい、(グレートベアーズファンの)リルベアの皆さんが全力で応援してくれて、それに応え、越えるかのようにSTINGS愛知のファンの皆さんも応援していた。何より皆さんがあの空間を楽しんでいる、その雰囲気だけで勝敗以上のものがあった。負けはしましたが、あの空間でバレーができたことに感動しました」
対戦相手すら称えるホームゲーム。溢れるばかりの声援があるからこそ「声援のエネルギーをプレーに変えてファンの皆さんに恩返しをしたい」と高橋は意気込む。
短期決戦はどちらが先に主導権をつかめるか。一気に流れを引き寄せるようなビッグプレーも大事だが、それ以上に大切なことがある。
痺れる試合に挑む高橋和幸
「練習後のミーティングで、自分が(キャプテンとして)ひと言話す時は『当たり前のことを当たり前にやりましょう』と声をかけています。言葉にする以上は誰よりも自分がやらなければいけない、と自分にプレッシャーをかけているので、まずは誰よりも自分が当たり前にやる。そこだけは、自信を持ってできると思っています」
誰が出ても、変わらぬ強さを発揮できるように。
「チームカラーは変わりません。粘りのバレーで、全員で戦う。誰が出ても、自信を持って戦えるチームなので、自信を持ってチャンピオンシップに臨みたいです」
ホームの大声援を力に――。昨シーズンの悔しさを晴らすべく、静かに燃やした闘志をコートの中で爆発させる。
文:田中夕子/写真:SV.LEAGUE
田中 夕子
神奈川県生まれ。神奈川新聞運動部でのアルバイトを経て、月刊トレーニングジャーナル編集部勤務。2004年にフリーとなり、バレーボール、水泳、フェンシング、レスリングなど五輪競技を取材。WEB媒体、スポーツ専門誌を中心に寄稿し、著書に「日本男子バレー 勇者たちの奇跡」(文藝春秋)、「高校バレーは頭脳が9割」(日本文化出版)。「夢を泳ぐ」「頂を目指して」(徳間書店)、「絆があれば何度でもやり直せる」、凡事徹底 前橋育英高校野球部で教え続けていること」(カンゼン)など、指導者、アスリートの著書では構成を担当
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