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バレーボール コラム 2026年4月17日

【大同生命SVリーグ】Q&Aコラム:チーム内のコミュニケーションについて教えてください。

まるっとアンサー by 松山 ようこ
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まるっとアンサー

大同生命SVリーグ情報番組『まるっとバレーボール』に出演いただいた元日本代表選手の豪華ゲスト陣に、視聴者からの質問に答えていただくコーナー『まるっとアンサー』。今回は第11回です。

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◆今回の質問:チーム内でのコミュニケーションについて教えてください。コートで集まっている時、コート外についても知りたいです。

【大山加奈さん&福澤達哉さんの回答】

・大山加奈さん:小中高全ての年代で全国制覇を経験。2004年アテネ五輪でも活躍
・福澤達哉さん:2008年に最年少で北京五輪に出場。ブラジルやフランスなど海外でも活躍

大山さん:試合中、プレーごとにチームで集まって話す場面について、よく「何を話しているの?」と聞かれますが、実は特別なことは話していません。言葉よりも、笑顔で接したり、目線を合わせたり、触れ合ったりといった、いわゆる非言語コミュニケーションを意識するようにしています。

言葉としては、例えばカバーしてもらったら、「ありがとう」と伝えたり、他には「こうするね」と互いにわかり合っている確認事項をしたりするぐらいです。

福澤さん:そうだね。シチュエーションごとの確認事項は都度します。他にも、得点した後や士気を高めたい時に、あえてスイッチを入れて駆けつけたりもしますね。

そうやってチームがプレーごとに輪になって集まったり、同じモーションをしたりすることは必要だと思います。というのも、調子が良い時は問題なくても、調子が悪い時、バラバラになると、ムードが悪くなって空中分解してしまうからです。

大山さん:よく「バレーボールは『点』になってはダメ」と言われます。要するに、コート上の6人が『線』として繋がっていないと、ボールが落ちてしまうということ。みんなが『線』になって繋がるためにも、集まって声を掛けたり、非言語コミュニケーションをすることが大切と思います。

福澤さん:やはりバレーボールは、『流れ』のスポーツなので、チーム内のムードは流れに影響しますしね。劣勢な場面でも、全員が集まって「ここから行くぞ!」といった一言が入るだけでも、みんなでスイッチが入って、一体感が生まれます。

例えば、アメリカ代表はミスした後も必ず円陣を組みます。これも意味があって、みんなミスすると外を向き始めるんですよ。そうしないために、中(内側)を向く。

中学生や高校生だと、ミスしたら下向いたり、外向いたりすることもあるかもしれませんが、そうすると周りから「怒ってるのかな」と見えてしまうので、ちゃんと顔をチーム内に向けて、表情を見せると良いと思います。そうすることで誤解なく、チームのムードを醸成していくことができます。

【山本隆弘さん&狩野舞子さんの回答】

・山本隆弘さん:2004年に日本人バレーボール選手として初のプロ契約。08年北京五輪でチームを牽引
・狩野舞子さん:イタリアやトルコの2大海外リーグで活躍後、2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得

山本さん:チームでのコミュニケーションは、真剣な話をする時にどれだけ腹を割って話せるかに尽きると思います。ただ、コート内のコミュニケーションは、コート外でのコミュニケーションがあってこそ。ミーティングなども試合前ですし、そこでチームとして「こう戦って行こう」と意識統一をするので、何よりも重要だと思います。

男子ではデータ班に、各ポジションの選手が「このようにやっていきたいです」と伝えます。それが反映される時もあれば、その意見を聞きながらもチームでは「まずはこちらでいこう」と判断することもあります。試合前は戦術の話に終始しますけどね。

狩野さん:そうですね。さらにコート内になると時間もないので、目の前で起きていること、例えば「相手が今こうしようとしているよ」とか、「今のプレーはこうだった」といった確認がほとんど。コート外で、密にコミュニケーションを取ることが大事だと思います。

山本さん:私がかつてキャプテンをしていた時は、先輩、後輩はもちろん、既婚、未婚も関係なく、奥さんや彼女を連れてきてもらって、みんなでボウリングなどのゲームを通じて、コミュニケーションを取るようにしていました。ボウリングもチーム戦にするんです。

そうすると、チームで良いスコアが出れば、みんなでハイタッチをして盛り上がったりする。そこで会話も生まれるんです。打ち解けるには、とても良い方法です。

本音で「チームをどうしたいか?」といった話をするには、お互い腹を割って話せるようでなければなりません。そうした関係性を築くためにも、一緒に何かをするのは良いコミュニケーション方法と思います。

狩野さん:しかも絶対に楽しいですね!

文/構成:松山ようこ

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松山ようこ

松山 ようこ

翻訳者/ライター/インタビュアー。主にスポーツやエンタメ分野にて実績多数。野球はプロ野球からMLB、他にもマイナースポーツからオリンピック大会まで、国内外の競技場や大会での現地取材を数多く経験するスポーツ好き。アスリートはじめ、一般人から著名人まで幅広くインタビューし、日本語と英語ともに記事やコラムにする。訳書『ピッチングニンジャの投手論』『ベイダータイム』。 ※『ピッチングニンジャの投手論 PitchingNinja's analysis of Japanese MLB Aces』 ※『VADER TIME ベイダータイム: 皇帝戦士の真実

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