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まるっとアンサー
大同生命SVリーグ情報番組『まるっとバレーボール』に出演くださった元日本代表選手の豪華ゲスト陣に、視聴者からの質問に答えていただくコーナー『まるっとアンサー』。今回は第12回です。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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まるっとバレーボール ~大同生命SVリーグ情報番組~ #25
J SPORTSオンデマンドで配信中
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~大同生命SVリーグ情報番組~ まるっとバレーボール #26
5月5日(火)午後10:00 J SPORTSオンデマンドで配信開始
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~大同生命SVリーグ情報番組~ まるっとバレーボール #27
5月12日(火)午後10:00 J SPORTSオンデマンドで配信開始
◆今回の質問:勝利を重ねるチーム、負けない強豪チームに共通することを教えてください。
【狩野舞子さん&福澤達哉さんの回答】
・狩野舞子さん:イタリアやトルコの2大海外リーグで活躍後、2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得
・福澤達哉さん:2008年に最年少で北京五輪に出場。ブラジルやフランスなど海外でも活躍
狩野さん:やはりチーム一丸となっているチームは強いと思います。全員が同じ気持ちで戦えるかどうか。それは控えのメンバーも含めて、みんなという意味で、リザーブも見事に活躍しています。
かつて久光製薬スプリングスにいた時、私もリザーブの経験を多く重ねました。控えなので、いつ行くかはわかりません。サーブの時もあれば、ブロック要員の時もあります。調子が悪い選手に変わるという場合もあります。
調整は難しいのですが、どこのポジションでも行けるよう、いろんなポジションの視点で見て、「どこでも行ける」「チームに貢献したい」という心持ちで、身体を動かし続けて準備していました。
レギュラーでなくても、同じ気持ちで頂点を取りに行くと思えば、試合の入っていきかたも変わってくるものです。そういう1人1人の考え方がすごく大事だと思いました。
福澤さん:それにバレーボールは、流れのスポーツとも言われますよね。でも、流れが生まれる瞬間は、1セットに2~3回あるかどうか。そこを取り切れるかどうかで勝敗が決まることもあります。
強いチームは、そうした大事な勝負どころを感じ取れる選手が何人もいて、自分たちで「ここだぞ」というスイッチを入れることができます。その瞬間、集中力がぐっと高まって勢いがつくわけです。
だから逆転にも繋がりやすい。個の力も当然ありますが、そういう選手がいることで安定感にも繋がっています。上位チームの共通点ではないでしょうか。
例えば、大阪ブルテオンが劣勢だった時、よくアントワーヌ・ブリザール選手が仕掛けていました。急にサーブを全開モードで打ち出したり、ツーアタックを決めてきたりしていました。
サントリーサンバーズ大阪なら、髙橋 藍、関田 誠大、小川 智大、ドミトリー・ムセルスキーのような経験豊富な選手たちが、「ここだぞ」と言わなくても直感で集中して勝負をしているのが見てとれました。こうした度量のある選手がいるチームは強いなと思いますね。
【大山加奈さん&山本隆弘さんの回答】
・大山加奈さん:小中高全ての年代で全国制覇を経験。2004年アテネ五輪でも活躍
・山本隆弘さん:2004年に日本人バレーボール選手として初のプロ契約。08年北京五輪でチームを牽引
山本さん:強いチームは、みんなのベクトルが一緒であることと、それぞれポジションの役割が明確で、きっちり全うしている印象です。今季のサントリーサンバーズも、44試合ずっと崩れずにやり切っているなと思います。
だから、誰が出場してもバレーが変わらないのだと思います。波のあるチームは、メンバーが交代するとバレー自体が変わってしまうということがありますが、強いチームにはそれがない。誰一人諦めることなく、勝利するために全員が同じ方向を向いて戦っています。
大山さん:そうですね。男女ともにその点は同じですね。1人1人が役割を全うするだけでなく、自分たちがやるべきところにフォーカスできている。自分のプレーに矢印がちゃんと向いているのだと思います。
もちろん、戦術的には相手に対する対策をしてプレーしますが、試合の勝敗は自分たちでコントロールできません。でも、自分たちがやるべきことは、自分たちでコントロールできます。そこに意識が向いているからこそ、メンバーが変わってもブレない強さを保つことができるのだと思います。
山本さん:チャンピオンシップであろうと、やるべきことは同じです。そこで気持ちは上がるし、新たなデータが大量に出ているので対応することは出てきますが、いつもの自分たちのバレーをするだけです。
大山さん:優勝が見えると、多少は揺らぎますが、そこをいかに次のプレーに集中できるか。
山本さん:あとは、どれだけ練習の質を上げられるか。連勝しようとも、強いチームは「何勝した」「何連勝した」なんて意識は一切ないと思います。
大山さん:そうですね、そこに囚われてしまってはね。やはりその場、その場、一戦必勝で戦っていますね。
文/構成:松山ようこ
松山 ようこ
翻訳者/ライター/インタビュアー。主にスポーツやエンタメ分野にて実績多数。野球はプロ野球からMLB、他にもマイナースポーツからオリンピック大会まで、国内外の競技場や大会での現地取材を数多く経験するスポーツ好き。アスリートはじめ、一般人から著名人まで幅広くインタビューし、日本語と英語ともに記事やコラムにする。訳書『ピッチングニンジャの投手論』『ベイダータイム』。 ※『ピッチングニンジャの投手論 PitchingNinja's analysis of Japanese MLB Aces』 ※『VADER TIME ベイダータイム: 皇帝戦士の真実 』
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