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スキー コラム 2021年12月17日

2週間で4種目8レース 怒涛のイタリアシリーズに注目 | アルペンスキー FIS ワールドカップ 2021/22

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やや過密気味のスケジュールでの計8レース開催。いずれも名コース、難コースとして名高い会場で熱戦が繰り広げられるのだ。ここで調子の波をつかめるかどうかが、1月以降のワールドカップ、さらには2月の北京オリンピックでの成績に影響するだろう。果たしてオーダーマットの快進撃がこのまま続くのか、依然出遅れたままのパントュローは巻き返せるのか興味は尽きない。

総合でトップに立つマルコ・オーダーマット。GSとスーパーGで3勝をあげ、ダウンヒルでも4位、15位と好調。

最後に、女子についても簡単に。
現時点で総合トップを走るのは、ミカエラ・シフリン(アメリカ)だ。父親の突然の死からもうすぐ2年。その精神的ショックから、この2シーズンは精彩を欠いていたが、ようやく立ち直りつつある。得意のスラローム、GSでは本来の強さが戻り、昨シーズンは遠ざかっていた高速系レースにも積極的に出場。サン・モリッツのスーパーG2連戦では、2レースとも3位と気を吐いた。

父親の死による精神的ダメージから立ち直り、好調時の強さを取り戻しつつあるミカエラ・シフリン

これを追うのはレイク・ルイーズでの高速系3連戦で全勝したソフィア・ゴッジャ(イタリア)、さらに昨シーズンの総合チャンピオン、ペトラ・ヴルホヴァ(スロバキア)もレヴィSLを連勝するなど、表彰台を外さない安定感で3位につけている。

ソフィア・ゴッジャはレイク・ルイーズ3連戦を全勝。高速系種目では圧倒的な力を見せつけている

その中、日本のエース安藤麻(日清医療食品)は、腰の痛みのためにしばらく休養を余儀なくされていたが、練習を再開。おそらくクーシュヴェルのスラローム(12月21日)からはワールドカップに戻ってくるだろう。3レースを欠場したことでWCSLは34位に下がり、第2シードから外れてしまった。したがってスタート順の不利は否めないが、痛みさえなくなれば、第2シード復帰にはそれほど時間はかからないはず。まずは復帰戦の彼女の滑りに注目したい。

文:田草川 嘉雄

SKI GRAPHIC

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