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3戦連続2位ながら絶対王者が前人未到のV7を決める
五輪の熱気をそのまま継承した秋田たざわ湖大会の2戦が終わった。男子は堀島行真(JPN)が連続優勝。トレンブラント大会から数えて3連勝の快挙で、五輪の雪辱を果たす。また、両大会とも2位がミカエル・キングズベリー(CAN)、3位がドミトリー・レイヒャルド(KAZ)という結果に。これで、キングズベリー(総合840点)のW杯総合7連覇が決まり、レイヒャード(540点)が2位を守り、3位が堀島(441点)に浮上した。342点で4位の遠藤尚(JPN)は引退を決め、残りの大会には出場しない模様。5位のマット・グラハム(AUS)は334点なので、残る2戦を連続優勝しても534点にしかならず、レイヒャルドの3位以上が確定。そして、堀島は日本人男子過去最高位である総合2位を狙えるポジションに立った。
依然、大混戦が続く女子は最終戦まで目が離せない
一方、女子は初日のモーグルで、ペリーヌ・ラフォン(FRA)が優勝。2位はジャスティン・デュフォー-ラポイント(CAN)で、キートン・マッカーゴ(USAが3位。2日目のデュアルモーグルでは17歳のテス・ジョンソン(USA)が初優勝。2位はブリトニー・コックス(AUS)、3位は初表彰台となるラウラ・グラーゼマン(GER)という意外なリザルトとなる。
このように日本での表彰台の顔ぶれがバラバラだったため、混戦模様は変わらない。現在総合1位のラフォンが527点なので、数字の上では7位のジョンソン(341点)までに逆転の可能性がある。まだ、平昌五輪金メダリストが圧倒的有利とは言い難い状況だ。
過去のリザルトで検証するデュアルで強い選手とは?
さて、W杯は残る2戦だ。第9戦に続き、第10戦アエロロ大会、最終戦のメジェーブ大会とデュアルモーグル3連戦という異例の展開。「デュアルでいかに戦うか?」が極めて大きなテーマとなり、総合順位争いにおいてはデュアルに強い選手が有利となる。
では、「デュアルに強い」選手とは誰だろう? 過去3年間のW杯&世界選手権でのデータをもとに割り出してみたい。今季、急成長した選手もいるので、あくまで参考資料にしかならないが、是非、頭の片隅に入れて頂きたい。
'16~'18季の世界大会のデュアルは計9戦行われている。そこで最もすぐれた戦績を残しているのは、女子は優勝2回・2位1回のラフォンとコックスだ。そして、表彰台ゲット率がもっとも高いのが優勝1回・3位3回のジャエリン・カーフ(USA)である。
男子では優勝6回のキングズベリーは別格として、表彰台に上がる頻度が高いといえるのが、2位3回・3位1回のベンジャミン・キャベ(フランス)と優勝2回・3位1回の堀島の2選手だろう。
一方、グラハムはこの3シーズンでDM表彰台が1回しかない。通算記録でみても14回の表彰台のうちDMは2回のみ。どちらかというと「デュアルに強い」とはいえない選手だ。
第9戦は3月10日に開催。サイド・バイ・サイドの激烈バトルでモーグルの醍醐味を堪能したい。
STEEP
スキー・スノーボードの本質を追いかけるWEBメディア。90年代からフリースタイルスキーを追う編集部による、モーグルW杯の見どころを紹介。サイトでは様々な情報を更新中。https://steep.jp/
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