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フィギュア スケート コラム 2023年3月23日

アイスダンスならではの堅固なヒエラルキーに、我らが村元哉中&高橋大輔が挑む! | ISU世界フィギュアスケート選手権2023 アイスダンス プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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大ベテランながら、コンフォートゾーンには決して留まらない攻撃的精神も持ち合わせる。人生の喜びや悲しみを演じさせたら右に出る者などいないが、少しダークな世界観に挑戦中の今季、初めてのGP大会制覇を成し遂げた。しかも2戦目も歓喜を繰り返した。ついには年明けの欧州選手権で悲願達成。11回目の挑戦で、ISUチャンピオンシップのゴールドに、とうとう手が届いた!

シャルマルに初めての世界選メダルを、と多くのファンが心の底から願う一方で、やはり長く単純ではなかったキャリアを、ついに大きく実らせつつあるロランス・フルニエ・ボードリー&ニコライ・ソレンセン(カナダ)もまた、メダルにふさわしい。

30歳と34歳のベテラン2人が、ソレンセンの母国デンマーク組としてチームをこぎだしたのは、今から10シーズン前。しかし国籍取得に難航し……自らがもぎ取った五輪行の切符を、泣く泣く手放さざるを得なかった。だからこそ結成6年目に、思い切ってフルニエ・ボードリーの母国への移籍を決意。カナダ組として改めてキャリアの船出を切った。そして一昨秋にソレンセンが無事にカナダのパスポートを取得したことで、結成9年目でようやくオリンピアンになれた。

あらゆる障壁を取り除き、ようやくパフォーマンスだけに専念できる環境を手に入れたフルソレは、今季は解き放たれたようにヒエラルキーの階段を駆け上がっている。NHK杯では初めてのGP大会金メダルを射止め、移籍5年目にしてついにカナダナショナルチャンピオンとなり、そして四大陸では初めてのISUチャンピオンシップメダルも持ち帰った。2019年以来更新していなかったパーソナルベストを、今年だけで3度も塗り替え……しかもトータルで約13点も跳ね上がったという!

歴史を重ね、円熟期を迎えたベテランたちのメダル争いに、そろそろ「若手筆頭」から「中堅」へ……と差し掛かりつつある23歳ライラ・フィアー&28歳ルイス・ギブソン(イギリス)は積極的に殴り込みをかけるはずだ。19歳キャロライン・グリーン&27歳マイケル・パーソンズ(アメリカ)にとっては、初めての世界選手権はまた、世界における自らの立ち位置を確定する機会になる。

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