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フィギュア スケート コラム 2023年3月18日

まばゆいほどの記録と共に島田麻央が女子ジュニア最強を証明「浅田真央さんと同じ位置に立てて嬉しい」 | ISU世界ジュニアフィギュアスケート選手権2023 女子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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またSPで0.29点、FSでは3.89点もパーソナルベストを更新したが、実はTES技術点自体は自己ベストをわずかな誤差程度だが下回っている。そう、今大会でひときわ得点を伸ばしたのは、PCS演技構成点のほうだった。SP「ライオンキング」の伸びやかで、瑞々しいスケーティングや、FS「ワイルドスワン」の、プログラムの細部まで気を配った、可憐で繊細な表現力が花開き、いまや「トータルパッケージ」の選手として世界に認められた。

演技終了直後、島田は嬉し涙を流した。トータル224.54点での初戴冠。今季参加した6つのジュニア大会をすべて勝ち取り、女子ジュニア最強の証明を果たした。

浅田真央が世界ジュニア制覇の翌年、年齢制限でトリノ五輪に出場できなかったように、14歳の島田も少なくともあと3シーズンはジュニアに留まらねばならない。つまり世界ジュニア4連覇……という前代未聞の快挙もありえる!本人も今後は「連覇」や「ユース五輪」を目標に、変わらず努力を続けていくと誓う。

同じく14歳……ただし3月生まれのため、ジュニア期間は残り2年……のシン・ジア(韓国)が、2年連続で2位の座に飛び乗った。SPは島田と同じく、スピンで1つだけレベルを取りこぼし、FSでは、ジャンプに1つ「!(不明瞭なエッジ)」マークがついただけ。やはりほぼノーミスでプログラムを2本揃えた。成功させたジャンプはいずれも極めて高いGOE加点で評価され、その柔らかく、女性らしい表現力も高いPCSに反映された。

強豪揃いのシニア韓国ナショナル選手権で、先輩たちを退け優勝を飾っているジアは、しかもSPの得点では島田に0.59差にまで迫った。3Aや4回転を持たないため、さすがにFSでは大きく水をあけられた。それでもプログラム後半に高配点コンビネーションジャンプを2つ組み込み、2つとも見事に成功させられたのは全参加選手中唯一。今の自分にできる最大限を尽くした。

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