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絶対的大本命として島田麻央が金メダルを獲りに行く | ISU世界ジュニアフィギュアスケート選手権2023 女子シングル プレビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部中井亜美も同じく14歳。昨年末のシニア全日本選手権で話題をさらった。FS冒頭で、3回転アクセル+3回転トーループという大技を決めた上に、さらにもう1つ3Aを着氷。衝撃的なまでに強いプログラムで、SP8位から、一気に4位へと浮上した。
JGPポーランド大会では、嬉しい公式大会初優勝を飾っただけでなく、トータル205.90点という、極めて高いパーソナルベストも叩き出した。ただ島田と揃っての表彰台乗りが期待されたJGPファイナルでは、残念ながら、自慢のジャンプで苦戦。4分の1回転不足やエッジ不明瞭が指摘され、細かい減点がいくつもついた。わずか1.13点差で表彰台を逃した悔しさを、カナダの大舞台で晴らしたい。
シニアでも良き好敵手である韓国勢が、2023年ジュニア世界選手権でも、日本女子にとっては最大のライバルになりそうだ。中でも1年前にすでに同大会で銀メダルを獲得し、年末のJGPファイナルでも2位につけたシン・ジアは、やはり14歳。さらに美しい色のメダルを熱望しているはず。
しかも韓国ナショナルでは強豪揃いの先輩たちを退け……シン・ジアは堂々シニアの国内チャンピオンに上りつめた。ちなみにファイナル直前に国内戦へ出場していたため、トリノでは「ひどく疲れていた」と告白したものの、SPでは首位の島田からわずか0.55点差にぴたりとつけていた。
またJGP大会で表彰台に2度乗った14歳クウォン・ミンソルはもちろん、JGPは1戦のみの参加ながら、その1戦で表彰台に乗った13歳キム・ユージェも伸び盛り。特にキムは3回転アクセルを成功することさえできれば、一気に上位へ飛び込んでくるかもしれない。
彼女たちよりもほんの少しお姉さんの16歳キミー・レポンド(スイス)は、つい先日、初出場の欧州選手権でいきなり銅メダルに輝いたばかり。今季は前半からジュニアとシニアを半分ずつ転戦してきた。シニアの世界選手権出場のために日本にも上陸予定だが、その前にカルガリーで腕試し。細くてしなやかな肢体から繰り出されるスピンやステップは、常に評価が高い。
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