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フィギュア スケート コラム 2023年1月25日

ルナ・ヘンドリックスがベルギー女子史上初の金メダルに挑戦。美しき氷上の戦いが幕を開ける | ISU欧州フィギュアスケート選手権2023 女子シングル プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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また兄ヨリックの引退後、しばらく国際大会には寂しい単騎参戦だったけれど、今年はニナ・ピンザローネがベルギー代表に加わった。目標は「フリー進出」という16歳の後輩と共に、母国に大きな成果を持ち帰りたい。

ヘンドリックが初のメダルを狙うように、すべての選手にとって、初めての欧州選メダルとなる。中でも表彰台の残る2席を巡る戦いは、素晴らしく白熱したものになるだろう。

ポーランドのエカテリーナ・クラコワは、実績と実力の両面を揃えている。昨大会では、ヘンドリックスに次ぐ5位に食い込み、現時点での世界ランキングは10位。11月のチャレンジャー大会ワルシャワ杯では3年ぶり2度目の優勝を果たし、ほんの2週間前に開催された冬季ユニバーシアードでは、我らが日本女子3選手+韓国選手に次ぐ5位という好成績で終えている。

笑顔が眩しい20歳。今季のSP「プレスリー・メドレー」では、ノリノリのロックナンバーに乗って、キュートな小悪魔ぶりをたっぷり披露してくれる。FS「カールじいさんの空飛ぶ家」では、クラコワ定評の高い演技力が、見ものなのだ。

ジュニア時代には歴代最高スコアを塗り替え、JGPファイナルで銀メダルを獲ったアナスタシア・グバノワ(ジョージア)は、シニアでは今季生まれて初めてGP大会表彰台に上がった。昨世界選手権では、SP14位と出遅れながら、FSをノーミス&全レベル4で見事に滑りきり、一気にトータル6位までジャンプアップしたほどの地力の持ち主だ。

20歳グバノワのキャリアは、これからがきっと開花の時。滑らかで美しいスケーティングに、気品漂うムーブメントは、まさに眼福。シリアスで繊細なSPはもちろん、ユーモラスな動作が組み込まれたオリエンタル風のFSさえも、グバノワの手にかかればすべてがエレガントになる。

ウクライナで生まれ育ち、オーストリア代表として出場するオルガ・ミクティナは、昨季苦しめられた故障からの完全復活が期される。2年前の世界選FSで披露したような滑りを取り戻しさえすればーー軽やかなスピードでほぼノーミス、技術点だけなら5位の高得点を得たーー表彰台も夢ではない。もちろん成績がどうであれ、昨季からさらに進化した不可思議なSP「My Nocturnal Serenade」も、しっとりと美しいFS「The Curse」も、あちこちに工夫が散りばめられた見ごたえあるプログラムであることに変わりはない。

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