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フィギュア スケート コラム 2023年1月25日

誰が勝っても初優勝の歓喜!イタリアのギニャール&ファッブリ組が初戴冠を目指す | ISU欧州フィギュアスケート選手権2023 アイスダンス プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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金メダル獲得の絶好の機会だと理解しているし、金メダル獲得が可能だと分かっているからこそ、全力を尽くす。こうギニャール&ファッブリ組は宣言する。真摯な努力の積み重ねが、実る日が、きっとやってくる。

イギリスのライラ・フィアー&ルイス・ギブソン組にとっては、初めてのメダルチャンス。男性側のアイスダンス転向は22歳と決して早くはないものの、結成3季目の欧州選で素早く6位に飛び込んだ。今シーズン前半は、グランプリ大会で初めて2つのメダルを射止め、人生初のグランプリファイナルにも駒を進めた(4位)。

フィアギブといったら、トレードマークはノリノリに踊れるプログラム。2人が大きく頭角を現すきっかけは2018/19シーズンのFD、ドナ・サマーのディスコメドレーだった。その年の翌シーズンFDはマドンナの「ヴォーグ」でフレッシュな旋風を巻き起こし、さらに昨季はRDでキッスのメドレーをハードにクールに滑りこなした。

今季はさらにパワーアップ。RD「Vivir Mi Vida/No Me Ames」は、ラテンのリズムでアリーナ全体を熱狂の渦に巻き込むし、FDのレディ・ガガ「Born This Way/Million Reasons」も、パワフルに、ダンスの世界へと見る者を引きずり込む。スピード全開で気持ちよく踊りまくって、全種目通じてコームス&バックランド以来8大会ぶり(9年ぶり)のメダルを、母国英国に持ち帰りたい。

もしかしたら、最も行方がわからないのが、銅メダルかもしれない。昨季までしのぎを削っていたスペイン2組が、空白の3枠を残してリンクを去ったせいでもある(ウルタード&ハリャービンは引退、スマート&ディアスのスマートは年末にドイツのディックと新チーム結成、ディアスは引退)。

経験や知名度、実力の面なら、おそらくアリソン・リード&サウリス・アンブルレヴィチウス(リトアニア)が一歩リード。ただ地元の星ユーリア・トゥルッキラ&マティアス・ヴェルスルイス(フィンランド)は、欧州選と同じリンクで行われたグランプリ杯で、人生初のメダルを手に入れたばかり。母国ファンたちの応援に後押しされ、羽のようにふわりと優美な演技で、快挙を成し遂げてしまうかもしれない。

しかもパパシゼ不在を吹き飛ばすように、フランスのエフゲーニヤ・ロパレワ&ジョフリー・ブリソーやロイシア・ドムジョ&テオ・ルメルシエも台頭著しいし、チェコのナタリー・タシェレロワ&フィリップ・タシェレルも強烈に存在感を増しつつある。ジュニア時代は世界のトップを争ったマリア・カザコワ&ゲオルギー・リヴィヤ組(ジョージア)も、本格シニア転向3年目。大きく飛躍する可能性を秘めている。

文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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