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フィギュア スケート コラム 2021年5月12日

田村岳斗コーチ20/21シーズン振り返りインタビュー~世界フィギュアスケート選手権注目選手と枠取り~

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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田村岳斗コーチ(木下アカデミーヘッドコーチ)が見た今シーズンの世界選手権。来シーズンを占う上でも、優勝したネイサン・チェン選手、上位に入った日本人以外の選手でもっとも印象に残った選手を聞いてみました。

田村岳斗コーチ(木下アカデミーヘッドコーチ)

Q:世界選手権で他に印象に残った選手はいますか?

田村:ロシアのミハイル・コリヤダ選手は、もともと質の高いジャンプを持つ選手でした。病気で調子を落としていた時期もありましたが、だいぶ取り戻してきた感じですね。北京オリンピックまでに一番良かった時の状態に戻せればメダル争いに加わるでしょう。アメリカのジェイソン・ブラウン選手も印象に残りました。ショートプログラム、フリーを通じて、エレメンツ以外の部分でも目が離せない動きを常にしていました。彼を見ていると、一瞬も目が離せないので目が疲れてしまいます(笑)。それほど、内容が濃かったですね。改めてスコアを見ると、ジャッジが軒並み出来栄え点で5点を付けているスピンもありますね。なかなか5点を付けてくれることはないですから。

Q:表現力の高さでは定評のあるジェイソン・ブラウン選手ですが、ジャンプにはどのような印象を持ちましたか?

田村:今回フリーで4回転サルコウにチャレンジしてきました。彼は今までも高い表現力で勝負してきた選手です。今大会でその部分もレベルアップした上で、4回転ジャンプを入れて来たことは驚きました。回転不足にはなりましたが、これまでの表現力だけに頼らず、しっかりと4回転を跳ぼうという前向きな気持ちが伝わってきました。ジェイソン・ブラウン選手には、かつてのパトリック・チャン選手と同じような思いを感じましたね。パトリック・チャン選手は、完成度の高い4回転トウループで勝っていました。そこから若い選手たちに合わせてさらにレベルを上げるために4回転サルコウを取り入れてきました。ある程度の年齢で新しいジャンプを取り入れるのはなかなか難しいことです。それでも挑戦してきたところにジェイソン・ブラウン選手の心の強さを感じました。

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