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田村岳斗コーチ20/21シーズン振り返りインタビュー~世界フィギュアスケート選手権注目選手と枠取り~
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部Q:少し田村コーチの現役時代を振り返っていただきますが、世界大会の出場の枠取りのプレッシャーというのは選手にとってどのようなものでしたか?
田村:僕は選手時代に出場枠をキープできたこともありますし、減らしたこともありますが、残念ながら枠を増やすことに貢献できたことはありません。キープできたとは言っても、それは一緒に代表だった本田武史さんや高橋大輔選手に救われただけでした。宇野選手やジェイソン・ブラウン選手のように若手やエースを楽にさせるどころか足を引っ張っていました。それでもキープできた後は気持ちが落ち着いていました。逆に枠を減らした後は、責任を果たせなかった情けなさや不甲斐なさで精神状態はあまり良くなかったです。あのような気持ちには誰もなってほしくないなと思いますが、毎回世界選手権ではどこかの国の代表の誰かがそうなっている。今考えると、周囲の人たちに気をつかわせる発言や行動もあったと思います。でも当時はそこまで考える余裕はありませんでした。フィギュアスケートは個人競技ではありますが、世界選手権は自分のためだけに滑るわけではありません。次のシーズンや世代につなぐ枠取りとなると、それをクリアするために、最低でもここまではやらなければいけないという大きな責任がでてきます。オリンピックの出場枠がかかった世界選手権では重圧はさらに大きくなります。
Q:今回、世界選手権の女子についてはどのように感じましたか?
バレエのバースタンドを使ってストレッチ中
田村:やっぱりロシアは誰が出てきても強い!そう感じさせた大会でもありました。今大会には、ベテランのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手が出場して2位。他にもジュニアから上がってくると思われる強い選手が続々控えていますから、ロシアはどの年齢であっても、どの選手が出ても日本選手にとって強敵です。男子同様、4回転やトリプルアクセルを入れてハイスコアな戦いに向けて切り替えなければいけません。日本の女子選手は順位、内容には満足していないところもあると思いますが、なんとか粘って北京の出場枠3枠を確保しました。出場した選手のがんばりもまた感じられた大会でした。
文:J SPORTS 編集部
J SPORTS 編集部
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