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新人振付師鈴木明子、KENJIに相談
――結構まじめな質問なんですけど。実は、昨シーズン私、振付師デビューをしました。
宮本:あんだけするなって言ったのに?
――(笑)。振付師の大先輩である賢二先生にぜひ聞きたいことがありまして。やってみたいなって思ってた振師という仕事と、いざやってみると自分の思い描いてたものがなかなか選手に伝わらないというか。作ったんだけど、試合になってみると、もっとこうできたなっていうのが多いんですよ。どうすればいいですか?
宮本:まじめに話すと、まずは選手が自分の動きを把握しないといけない。アッコちゃんの思ってるイメージとその選手の範囲はちがうから、まずはその選手に鏡を見て今どういう動きをしてるのか。で、鈴木先生がやってる動きとどこがどうちがうのかっていうのを把握してもらう。で、練習は常に120%で練習してもらう。試合では緊張感もあるしジャンプも跳ばなきゃいけないし、だからそれで100%やってても80%、120%やってればできれば90%以上の出来ができるのかなっていう。だから俺すごい追いかけてるでしょ、振り付けの時。もっとやりなさいって。
――どこかで、ジャンプとか跳べないってなっちゃうと妥協しちゃうのがあったんですけど、でもそれは結果試合を見ると、もっとプッシュしないとダメだって思う部分があるので、やっぱり練習で120%やらせるってことですね。ぶっちゃけ、私が振り付けやるってどう思いました?
宮本:ぶっちゃけ、どっかでかぶってこういう話をするんだろうなって思ってた。アッコちゃんはどっちか言うと表現がすばらしいから、1個言ったものに対して何十倍にもして返してくれる。で、そうじゃない人もいるから多分こういう話がまた、自分もわからへん所がある?
――すごい壁にぶち当たってる部分があって、実際に。そこが特にジュニアのノービスの選手たちっていったら動ける範囲もまだ少なかったりとか、感じ方もちがったりとかっていう時にどうすればいいんだろうっていうのが。え、こう行かないの?みたいな
宮本:逆にアッコちゃんに、右手出してねって言ったらすごいきれいに出すから、あれはどういう風に受け取って動いてたの?って聞きたいの、お互い振付師になったし。
――私は、右手動かしてって言ったらその曲を聴いて自分がどう捉えてるかで、その場面で柔らかく出すのか強く出すのか、無意識じゃないですけどこれだったらこうっていうのあ小さい時からあって。それってみんながみんなそうじゃないんだっていうのが壁です、今
宮本:選手は平等にがんばってるもんね
――そうなんですよ、がんばってないわけじゃないから、余計にどうしようっていうところはあったんですけど
宮本:あとね、経験上だけど、右手を出しなさいって言って一生懸命左手を出す子は怒ったあかんよ。
――(笑)
宮本:最初はね、僕も怒ってたんですよ。おまえそれ右手か?って。
――言ってましたよね。ずっと言っても左手出ちゃうんですって
宮本:すぐにできる子と地道にやっていく子のちがいもあるし。すぐできる子はすぐ忘れてしまう子もいるしね。
――そうですね、あの時は直ってたのに1ヶ月後見に来たらあれっ?ていうことは結構ありますよね。だからやり始めて賢二先生まじですごいなって。いつも神のように思うようになりました
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