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フィギュア スケート コラム 2018年5月2日

宮原知子選手スペシャルインタビュー

フィギュアスケートーーク by J SPORTS 編集部
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― オリンピックに関して、普段の試合と時間帯が違うことで、やり辛かったいう話もありましたが?

宮原 試合の時間帯はそんなに気になりませんでしたが、公式練習と試合の間の時間がいつもとは違って短めでしたので、準備の部分で急ぐところがありました。試合時間よりも、公式練習のスタート時間が早くなったことで、コンディショニング面で体を覚醒させるためにいつもよりよく動くことを意識しましたが、特に試合には影響はなかったと思います。

― 平昌のリンクに関してはいつもと違いはありましたか?

宮原 リンクに出るための扉がリンク側に開くので、ちょっとびっくりしました。

田村 フェンスというかショートトラックのマットです。特にトラブルとかはなかったと思うけど、公式練習で遅れて入ってくる選手がいたりすると滑っている人はちょっとびっくりすると思います。試合前に濱田先生と宮原が何か言いながらおでこガッチンするんですけど、そのとき濱田先生が選手出入り口のマットをグイグイリンク側に押すので、仕方ないから開かないように僕が紐を引っ張ってました。

宮原 全然知らなかったです。

田村 影のファインプレーだから(笑)。誰も気付いてくれないから自分で言った。

― オリンピックに続いて行われた世界選手権についてお伺いします。オリンピック同様の素晴らしいパフォーマンスを狙っていたと思いますが、ミスがいくつか出ました。その原因はどんなことが考えられますか?

宮原 大会前、オリンピックですべてを出し切ってしまったら、世界選手権で同じ様に気持ちを高めていくことが大変なのかと思っていましたが、実際にはそういうことはまったくなかったです。同じようにいいモチベーションで世界選手権にも臨むことができたのですが、フリーの前に一瞬、「あれ?疲れてるのかな?」って思ってしまったところがあって…。それが、いつもの世界選手権と、今回の世界選手権との違いでした。試合でもいつもの集中とは少し違うところがあったのがミスにつながったと思います。

田村 オリンピックシーズンは、本人が思っている以上に疲れる。

独自の世界観を創り上げた表現力の源

― 続いて、表現力をテーマにお伺いします。とてもシャイな性格の宮原選手がそれを克服するためにやったことはありますか?

宮原 外国の選手には自分からあいさつをするように心がけました。他にも、スケートの上だけではなく、普段から先生たちにいろいろ助けられて、ギャグを言ったり、自分を出せるようになっていきました。

田村 宮原の場合、試合で結果を出していきながら、知らず知らずのうちに自信が出てきたところもあるでしょう。表現という点で言えば、去年はオリンピックに出られるかどうかもギリギリの状態で、ジャンプ技術の練習ではできることが限られているから。あのときにやれることをやっただけ。結果としては表現の評価が上がり、コンポーネンツのスコアも上がっていった。けがをしても気持ちが腐ることなく、普段の取り組む姿勢がいい方向につながったと思います。

― 具体的に表現力を上げるために取り組んだことは?

宮原 曲への理解をより深めるようにはしていました。けがしている間に、バレエを観たり、いろんな映画を観たりしていました。どんな風に表現するかを考えて、振り付けと音の会うところをしっかり合わせることを常に意識していました。

― ショートプログラムの「SAYURI」は、英語の原書も読まれたそうですが、演技の上でどんな影響がありましたか?

宮原 映画を観てから本も読んだのですが、映画は主人公の人生を短縮して描いているので、本を読むことによって、映画の中のシーンの裏にある感情が理解できて、けっこうおもしろかったです。

けがの間も表現力を上げるためにいろんなことに取り組んだ

けがの間も表現力を上げるためにいろんなことに取り組んだ

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