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3位 カロリーナ・コストナー/210.52(SP:72.40/3位、FS:138.12/2位)
2014年ソチ冬季五輪で銅メダルを獲得して以来、2シーズンぶりの国際試合へ笑顔で復帰を果たしたコストナー。SPでは和太鼓やドラムソロの激しいビートにのり、いきなりのノーミス演技。3トゥループ+3トゥループのコンビネーションジャンプをはじめ、得意のスピンでも高い加点がつき、トップ選手の実力を見せつけた。FSでは着氷に乱れが出たもののすべてのジャンプを下り、メドヴェージェワに次いで2位となった。ダイナミックなスケーティングは変わらず素晴らしく、今回はさらに丁寧で美しいパフォーマンス。そこに彼女の強い気持ちを感じた。「滑りきれたことがうれしい」と語ったコストナーが、しっかりと掴んだ欧州選手権10個目のメダル。ブランクを全く感じさせないスタートは、待ち望んでいた多くの人々への最高の贈り物だろう。
4位 マリア・ソツコワ/192.52(SP:72.17/4位、FS:120.35/5位)
今季のロシア選手権ではポゴリラヤを抑えて3位に入ったマリア・ソツコワ。シニアデビューのシーズンにして、NHK杯の銅メダリストとなったこの勢いのある16歳は、SPでも落ち着いていた。3つのジャンプをしっかり下り、スピン、ステップの4つのエレメンツでレベル4を獲得。今できることをやりきった演技でPBを更新した。表現力の面で若さゆえの硬さが見られたが、それはこれから身に付いていく部分。FSではジャンプのミスが目立ち失速したが、蝶が舞うような、指先まで美しいパフォーマンスで存在感を示した。基礎がしっかりできているクリーンな演技、優雅さを醸し出す柔軟性はソツコワの大きな武器だろう。
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