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フィギュア スケート コラム 2017年2月1日

ISU欧州フィギュアスケート選手権 2017 女子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by 植田広美
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5位 ロリーヌ・ルカヴァリエ/188.10(SP:63.81/5位、FS:124.29/4位)

フランスの20歳、ルカヴァリエは、これまでジャンプをはじめ、各エレメンツともに安定感に欠けていた印象があった選手。しかし今大会ではSPで、冒頭の3ルッツ+3トゥループという大技を見事に決め、そのままの勢いでノーミスで滑りきるという快挙。スピンもすべてレベル4の判定を受け、笑顔でフィニッシュする余裕を見せた。FSでは演技途中、お馴染みの衣裳替えを披露。観客を大いに沸かせた。そこからは『グリース』のポップな曲にのり溌剌としたパフォーマンス。最後まで観客の拍手は途絶えず、2アクセルを見事に決めてのフィニッシュでは大喝采となった。今大会、SP、FS、トータルのすべてでPBを更新し、フランスの新星が誕生した。

ついにトータルでの世界歴代最高点を出した、女王メドヴェージェワの圧倒的な強さ。まだ17歳という年齢を考えると、今大会も進化の途中。3月の世界選手権ではまた新しい景色を見せてくれることだろう。最終シーズンでプログラムが馴染んでくるためか、PBを更新する選手が女子でも多かった。中でも、FSでポゴリラヤ、ソツコワというロシア勢に割って入ったフランスのルカヴァリエは、まさに覚醒した感のある演技を見せた。そのほかベルギーの男子選手、ヨリック・ヘンドリックスの妹であるロエナ・ヘンドリックスも若さ溢れる演技で伸びしろを感じさせる。来季、ますます白熱する気配の欧州選手権を思い、改めて今大会をじっくり楽しみたい。

代替画像

植田広美

女性誌編集者としてアスリートの取材、インタビューを手がけるうち、どっぷりとフィギュアスケートの沼にはまる。国内外の試合、アイスショーはほぼ観戦。五輪王者を筆頭に日本選手が世界の舞台で活躍する現在の状況にワクワクしつつ、海外選手も全力応援! 全員がベストスコアの神試合がいちばんの望み。趣味は愛機で選手の写真を撮ること。

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