人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

フィギュア スケート コラム 2011年5月2日

【フィギュア通信】 モスクワ世界選手権<女子SP>

フィギュア通信 by 田村 明子
  • Line

4月29日の女子SPでは、1年ぶりに試合に出てきたキムヨナに注目が集まった。「ジゼル」の新プログラムをお披露目したキムは、出だしの3ルッツでステップアウト。だが咄嗟に、続いたステップからの3フリップに2トウループをつけてコンビネーションにした。ミスはあったものの、高いコンポーネンツマークを得て65.91でトップにたった。「すでに五輪も世界も制したのに、どんな理由で試合に戻ってきたのか」と会見で記者に聞かれると、「新しいプログラムをファンに見せたかった」と笑顔で語った。

安藤美姫は映画「ミッション」のサントラで、3ルッツ+2ループなど、ミスなくまとめた演技を滑りきり65.58で僅差の2位に。「SPはミスなく滑ることが大切なので、3+3ではなく3+2にした」と会見で語った。

3位は地元の盛大な応援を受けながら、トウループの3+3コンビネーションなど、ノーミスで滑りきって61.62を手にしたキセニア・マカロワだった。

浅田真央は、少し緊張した表情で演技を開始した。当日の朝の公式練習では何度か転倒していた3アクセルだが、本番では耐えて降りた。だが回転が足らずにダウングレードとなり、コンビネーションの3フリップも回転不足で58.66の7位スタート。「今季はSPをよく練習してきたのに、練習で積み重ねてきたことを見せることができずに残念」とコメントした。

村上佳菜子は3+3トウループの二個目のジャンプが回転不足となり、最後の2アクセルの着氷が乱れるなど小さなミスがいくつかあって、54.86で10位スタートとなった。

代替画像

田村 明子

盛岡市出身、ノンフィクションライター。1977年留学のため単身渡米し、現在ニューヨーク在住。長い滞米生活と語学力を生かして多様な方面で執筆活動を行う。フィギュアスケートは1993年からはじめ、これまで15回の世界選手権、3度の冬季五輪を取材。選手のみならず、コーチ、ジャッジ、ISU関係者など幅広い人脈を駆使して多面的な視点から執筆。著書に「氷上の光と影」(新潮社)他。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
フィギュア スケートを応援しよう!

フィギュア スケートの放送・配信ページへ