ラグビー愛好日記

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2015/07

S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

2015年07月08日

山下楽平選手トークライブ

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

7日の夜は、大阪・北浜のラグビー部マーラーにて、山下楽平選手(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)を迎えてのトークライブだった。昨季のトップリーグで新人賞、最多トライゲッター、ベストフィフティーンの三冠を受賞した、注目選手だが、現在は、膝の半月板の怪我からのリハビリ中で、まもなく走り始めるという。10月での完全復帰を目指しているようだ。

20150707-1.jpg

事前の打合せで会った山下選手の髪型が変わっていたことで驚かされた。ドレッド! 前からやってみたかったのだとか。イメージしているのは、元オールブラックスのタナ・ウマンガらしい。トーク内容は子供の頃から現在に至るまで多岐に渡ったが、山下選手は京都の宇治で生まれて3歳で大阪・枚方市に引っ越した。「ひらかたパーク」で遊んだかどうか聞いてみると、「ひらかたパークは、日本で一番楽しい遊園地だと思います。長くなりますけど、いいですか」と話し始め、ひとしきり、ひらパーの面白さを語った。現在、V6の岡田くんが園長を務めていることに触れると、「次の次くらいの園長を目指します」と、まんざらでもない様子で話してくれた。

腕が一段と太くなっていたので聞いてみると、「特別なことをしているのではなく、他の選手と同じようなことをしています。でも筋肉の反応が良いというのか、朝ウェートトレーングをすると、午後には筋肉痛になり、翌日には治っています」と、年齢層の高い客席から羨ましそうな声が聞こえるコメントを返してくれた。

京産大ネタはかなり面白かったのだが、神戸製鋼では、京産大の先輩の田中大治郎選手と仲がいいらしく、いたずらもいろいろ仕掛けているそうだ。田中選手のリアクションが最高なのだという。ある日の夜、田中選手がトイレに行っている間に部屋に忍び込み、布団の中に隠れていたら、「もう、びっくりするくらい飛んで行って、机の角で頭を打っていました」とのこと。リアクション・ラガーマンとして、今後、注目の存在である。

プレーの事もいろいろ聞かせてくれたのだが、「昨シーズンは自分の良さはあまり出せなかったです」と、やや悔しそうな表情で話した。もっとボールを持って相手をかわすようなトライがしたかったのだとか。たしかに、昨季のトライはインターセプトやキックチェイスからのものが多かった。しかし、不規則なはずのバウンドが山下選手の胸にすっぽり収まるシーンが目立ったのも事実。これについて聞いてみると、「ラグビーへの愛がそうさせるのだと思います(笑)」と、いかに自分がラグビーを愛しているかを語った。

来季の抱負を聞いてみると、「優勝、ベストフィフティーン、最多トライゲッター、得点王、ベストキッカー」の5冠と答え、「皆さんに楽しんでもらえるようなプレーをしていきたいと思いますので、応援をよろしくお願いいたします」とトークを締めくくった。23歳のはじけるような若さに、お客さんもすっかり魅了された2時間だった。山下選手、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

20150707-2.jpg

  • Line