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ラグビー コラム 2024年2月5日

埼玉パナソニックワイルドナイツ、スーパーラグビーの強豪ギャラガー・チーフスに快勝。クロスボーダーラグビー

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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THE CROSS-BORDER RUGBY 2024

【ハイライト動画】埼玉ワイルドナイツ vs. ギャラガー・チーフス|リーグワンとスーパーラグビーの強豪が激突

チーフスのハカ

試合前に「大事な試合の機会しかやらない。今回はワイルドナイツとファンの前で試合をするという貴重な機会だった」(マクミランHC)と、チースフが独自のハカを披露した後、7561人の観客が見守る中、試合は午後2:30にキックオフされた。

序盤、チーフスはフィジカルとスピードを武器に攻撃を仕掛け、主導権を握ろうとするが、ワイルドナイツも持ち前のディフェンスを武器にゴールラインを割らせかった。「ワイルドナイツらしいラグビーを、最初の10分でフィジカル、正確性を出していこうとした」(HO坂手キャプテン)。

その言葉通り、ワイルドナイツは元チーフスのFLボーシェがジャッカルを見せるなど、相手に得点を許さず徐々にペースを掴む。そして前半15分、モールを押し込み、最後はキャプテンHO坂手が左中間にトライ、SO松田がゴールを決めて7点を先制する。

さらに22分、自陣で相手ボールをWTBコロインベテが奪い取った後、FB野口竜司が相手陣にキックし、コロインベテがタックルでプレッシャーをかけて、最後はインゴールにあったボールを、SH(スクラムハーフ)小山大輝が押さえてトライ。14-0とリードした。

その後は互いに得点を上げることができず、そのままワイルドナイツがリードして前半を折り返した。後半、拮抗した状態から、先に得点を上げたのはホストのワイルドナイツだった。後半11分、中央のPG(ペナルティゴール)をSO松田が決めて17-0とリードを広げた。

12分、チーフスが反撃。ラックからこぼれたボールを松田がキックしたが、そのボールがチーフスのSOイオアネに入り、そのままトライとなり、10点差に追い上げた。だが18分、チーフスの途中交代で入ったPRルーベン・オニールがラックで危険なプレーをして、シンビン(10分間の途中退場)となる。

数的有利となったワイルドナイツは、その隙を見逃さず、18分、ボールを大きく動かし、最後はWTBコロインベテが右中間にトライを挙げて24-7。34分にもFLボーシェが抜け出し、最後はフォローした途中出場のLOマーク・アボットがトライし31-7として勝負を決めた。

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