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ラグビー コラム 2024年1月3日

京都産業大学、10度目の挑戦も準決勝の壁を越えられず。ラグビー全国大学選手権

ラグビーレポート by 京産大アスレチック
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「自分がここにいた証として、タックルという文化を残したい」この言葉を三木はシーズン中、何度も口にした。チーム全員が持っている、ディフェンスへの高い意識、低く刺さるタックルは彼のDNAを受け継ぐ後輩たちが、これからも繋いでくれる。日本一の夢は叶わなかったが、90名の部員にとっては日本一のキャプテンだった。

国立のグラウンドに最後まで残っていたのは辻野と日吉だった。チームの中でも特に三木を尊敬し、ともに過ごしてきた時間の長かった2人。「準決勝で負けた悔しさをこれからの1年間、絶対に忘れてはいけない。壁を越えられるのは俺らしかいない、歴史を変えるためにこれからみんなでやっていこう」と話したという。三木や4年生を決勝に、頂上に連れて行けなかった悔しさがまた彼らを強くする。

去年の主力が多く抜け、難しい1年だった。しかし、強くなることを諦めなかった彼らだったからこそ、ここまでたどり着くことが出来た。

メンバー外の4年生を中心に、たくさんの応援を届けてくれた部員たち、暑い日も寒い日も支え続けてくれたマネージャーたち、選手とまた違った形で最後の1年支えてくれた主務、技術もラグビー選手としてのあり方も教えてくれたコーチ陣、離れたところで暮らしていても変わらず味方でいてくれた家族、そしてどんな時も日本一になることを信じ続けてくれた全国のファン、すべての人に感謝を込めて、三木組の1年は幕を閉じた。そして次の世代が頂上へ連れて行ってくれるその日まで、彼らの挑戦は終わらない。

文:藤田芽生/写真:藤田芽生、大谷賢乃介(京産大アスレチック)

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京産大アスレチック

京都産業大学体育会本部編集局は年4回、「京産大アスレチック」という体育会の広報新聞を作成しています。また、SNSなどを活用し、試合速報やブログ記事の更新、号外・試合告知ポスターの発行を行っています。 »HP »Twitter »Facebook

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