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ラグビー コラム 2023年10月2日

【ハイライト動画あり】「歴史を作るチームになることが我々のゴール」。フィジー、ジョージアとの死闘制し決勝T進出に王手。ラグビーワールドカップ2023プールCレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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ラグビーワールドカップ2023 フランス大会 プールC

【ハイライト動画】フィジー vsジョージア

トライを奪えば流れが決定的になるという状況。しかしフィジーが底力を発揮するのはここからだった。

絶体絶命の局面にもあわてず、一人ひとりが粘り強く体を当て続けて相手のミスを誘い、ボールを奪取。そして51分、ようやく敵陣22メートル線内でマイボールラインアウトのチャンスをつかむと、左順目にフェーズを重ねてゴールラインに迫る。最後は大外でパスを受けたキャプテンのCTBワイセア・ナヤザレヴが、タックルを受けながら腕一本で左コーナーに押さえて待望のトライ。替わって入ったばかりのSHフランク・ロマニが難しい角度のゴールも決め、7-9と一気に射程圏内に入った。

以降は目まぐるしく攻守が入れ替わる展開が続いたが、精神的に余裕が生まれたフィジーはキックを効果的に使ってゲームを組み立て、じわじわと圧力をかける。56分の正面PGは外れたものの、65分にSHロマニが40メートルのPGを決め、ついに10-9と逆転。

試合を決めるトライが生まれたのは69分だ。中盤のラインアウトモールから好機をつかんだフィジーは、相手陣22メートル線付近のラックから右オープンに折り返し、大外で球を持ったFLレヴァニ・ボティアが重心の低いランでラインブレイク。タックルを受けながら紙一重のオフロードをつなぎ、WTBヴィナヤ・ハンボシがインゴールへ駆け抜けた。

17-9で迎えた70分以降はプレーが切れるたびに両チームの選手がピッチに倒れる消耗戦となったが、ジョージアは最後まで気持ちを切ることなく果敢に攻め続ける。残り1分を切ったところでペナルティを獲得すると、ショットを選択してSOマトカヴァが成功。17-12と5点差に詰め寄り、続くキックオフから最後の猛攻を仕掛けた。

スタジアムが熱気と興奮に包まれる中、際どいパスがことごとくつながり、途中出場のSHゲラ・アプラシゼが左サイドをブレイク。裏のスペースへボールを蹴り込み、SOマトカヴァが残る力を振り絞って懸命に追いかける。しかしわずかに早く追いついたフィジーのFBイライサ・ドロアセセが外へ蹴り出し、フルタイム。激闘に終止符を打った。

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