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【RWC2023出場国紹介:ウルグアイ】アメリカ地区1位としての登場。 強豪ひしめくプールAで3位に食い込めるか
ラグビーW杯2023出場国紹介 by 村上 晃一
ホスト国フランス、過去3度の優勝を誇るニュージーランド、シックスネーションズの一角イタリアと同じプールAに入った。決勝トーナメント進出は険しい道のりだが、ウルグアイは近年めきめきと力をつけている。感動的な試合を見せてくれるだろう。日本のラグビーファンの記憶に新しいのは、2022年6月に来日して日本代表と戦った2試合、そして、2019年ラグビーワールドカップ(RWC)でフィジーを破った試合だろう。釜石鵜住居復興スタジアムで国歌を情熱的に歌い上げ、格上のフィジーに対して粘り強く守り、ぎりぎりのパスをつないで、30-27で強豪国からの初勝利。2022年の来日時は、15-34、7-43で日本代表に敗れているが、あきらめずにディフェンスする姿は健在だった。今大会はアメリカ地区1位としての参加で、下位のナミビアには必勝。そして、波乱を起こしたい。
ラグビーワールドカップ2023 特集ページ
ウルグアイのラグビーは、19世紀後期に行われていたという記録があるが、国際舞台に出てきたのは20世紀半ばだ。ラグビー協会の創立は1951年。代表チームのエンブレムは、テロ(国鳥のナンベイタゲリ)で、チームの愛称は「ロス・テロス」。RWCでは、1999年の第4回大会から出場し、2019年大会まで4大会に出場、いずれもプール戦で敗退している。今大会は3大会連続5回目の出場となる。ヘッドコーチは、アルゼンチン出身のエステバン・メネセス(51歳)。RWC2015終了後からチームを率いている。
RWC2023フランス大会の南北アメリカ地区予選では、2021年10月、プレーオフ第1戦でアメリカと戦い、16-19で敗れたが、第2戦で34-15と勝利し総得点で上回って初のアメリカ地区1位の座を勝ち取った。現在のアメリカ地区ではアルゼンチンが図抜けた実力だが、2019年大会の戦績でフランス大会の出場権は得ており、アルゼンチンを除いて予選が行われていた。かつてはアルゼンチンに加えて北米のアメリカ、カナダがアメリカ大陸のラグビーをけん引していたが、近年はウルグアイ、チリなど南米勢のレベルアップが目立つ。
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