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ラグビー コラム 2023年5月2日

命運分ける入替戦!花園近鉄ライナーズ(D1 12位)×浦安D-Rocks(D2 1位)。D1/D2入替戦第1戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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「来シーズンに入ってくる選手、入りたいと言ってくれる子どもたちのためにも、必ず残りたいです」(花園L、FL野中主将)

指揮官は、地元大阪出身の水間良武HCだ。

大阪工大高(常翔学園)、同志社大学、鐘淵化学工業(現カネカ)で主将を務め、2003年から三洋電機(埼玉ワイルドナイツ)でもプレーした元フッカー。 

年代別代表のジュニア・ジャパン、U20日本代表の監督も務めた人格者は、グリーンロケッツ東葛戦後、チームの課題に「キックオフレシーブ」と「タックルの高さ」を挙げていた。

「前半、後半もスコアしたあとのキックオフレシーブで、こちらに傾きかけた流れを相手に持っていかれていました」

「そしてタックルに関しては、日々取り組んで良くなっていましたが、やはり高くなってしまうクセが抜け切らない。そこが今日は出てしまいました」(花園L、水間HC)

メンバーの要注目は、やはりオーストラリア代表の司令塔、クエイド・クーパーだろう。

これまでの主戦司令塔は、サヨナラ・コバージョンでD1初勝利をもたらした新加入のジャクソン・ガーデンバショップ。水間HCの判断が注目される。

今季力を発揮していたのが、ライナーズの強力スクラム。フロントローはここまでPR田中健太、HO樫本敦、PR三竹康太が存在感を示してきた。

日本代表LOサナイラ・ワクァも怪我から復帰し、大一番へタレントは揃ってきた。仕事人のFLジェド・ブラウンの先発はあるか。

バックスでは、神戸S戦でも大活躍だったWTB/CTBシオサイア・フィフィタが攻撃の主軸。青山学院大学の大黒柱だった22歳、CTB金澤春樹も目を見張るプレーを連発している。

両者の課題は明確だ。

花園Lは1試合平均53失点のディフェンス。指揮官も公言している通り、まずは衝突局面でのタックルから上回りたい。

かたや浦安DRは1試合平均13.5回の反則が課題のひとつ。規律を保ち、もっている力を十全に発揮したいところだ。

それぞれの想いが交錯する最終局面。

D1残留か、D2降格か。

D2残留か、D1昇格か。

命運を決める2試合の火蓋が、ついに切られる。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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