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ラグビー コラム 2023年4月10日

【ハイライト動画あり】3季連続4強入り!スピアーズが本拠地「えどりく」でライナーズに快勝。ジャパンラグビーリーグワンD1第14節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ライナーズの指揮官、水間良武HCは評価ポイントとして、優位だったスクラムに加えて、「ディフェンスでも芯で捉えられるようになってきた。今後に繋がる」と守備の一面を評価した。

しかしスピアーズは華麗な展開力から後半27分にWTB根塚洸雅、そして相手のミスキックからのカウンターで同34分にNO8末永健雄が取り切り、大勢は決した。

43点ビハインド(12-55)のライナーズもCTB金澤のトライを返したが、最後は途中出場のフッカー、24歳のスカルク・エラスマスがジャッカル成功。

外に蹴り出し、55-17でノーサイド。スピアーズは反則数も少なく、ペナルティ数はわずか5回(相手は11回)だった。

今季14敗目を喫したライナーズ。水間HCはまず守備面に言及した。

「フィジカルで最初に何本か取られてしまいました。フィジカルで前に出られると寄せられ、コネクションが切れてしまいます」

「一週間やってきた、チームとして身体を当てる、前に上がる、ということは出た部分もあります。プラスと捉え、自信に変えていきたい」と次戦以降を見据えた。

ライナーズは出場が決定している入替戦の前に、本拠地でリーグ戦2試合を戦う。

次戦は19時キックオフの金曜ナイター。4月14日(金)に9位(5勝9敗)のコベルコ神戸スティーラーズを迎え撃つ。

一方、スピアーズのルディケHCは記者会見で「ハッピーです」と話した。

「序盤から良いスタートを切り、基本的なこと、小さいことをきっちり確実にできました。後半も若手選手がしっかり仕事をしてくれました」

「ただ勝利しても学びはあります。特にスクラムはライナーズさんが良かったです。次に向けて改善していきたい」

スピアーズはこの日プレーオフ進出が決定。3年連続の4強入りで、強豪としての名声は揺るぎないものになったろう。

「大事なことはパフォーマンスの一貫性。そこができているので3年連続でトップ4に入れたと思います」とルディケHC。

「ただ先を見すぎず、毎週レビューしていきます。リーグ戦は残り2試合あるので、そこで改善できることに取り組んでいきたいです」

スピアーズの次戦は4月16日(日)のビジターゲーム。相手は11位(2敗12敗)のグリーンロケッツ東葛だ。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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