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ラグビー コラム 2023年3月30日

【ハイライト動画あり】桐蔭学園、東福岡、ともに準決勝で強さを見せ決勝に進出。全国高校ラグビー選抜大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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第24回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

【ハイライト動画】東福岡vs. 常翔学園

準決勝2試合目は冬の花園王者・東福岡(福岡)に、近畿大会準優勝の常翔学園(大阪)がチャレンジした。

東福岡が序盤からペースを掴んだ

前日、3時間ほどミーティングを行ったという東福岡は、特に試合の入り、10分に集中して試合に臨んだ。前半3分、モールからHO田中京也(2年)が右中間に押さえて先制トライ。さらに10分、スクラムを起点にWTB西浦岳優(2年)が中央にトライを挙げて14-0として主導権を握った。

さらに東福岡は16分、PR沢田海盛(2年)がねじ込んでトライを挙げ、PG(ペナルティゴール)を挟んで、25分にもハイパントキックでの崩しを、PR沢田が再びトライ挙げて31-0とリードを広げた。

持ち前のアタックを見せた常翔学園

しかし、アタックに定評のある常翔学園は、スクラムを起点にNO8岩本有伸(2年)が仕掛けて、最後はWTB山本啓太(2年)が左中間にトライ。さらにロスタイムにはSH三田村眞生(2年)が抜けだしトライを挙げ、12-31で前半を折り返す。

トライを挙げる東福岡SO井上

後半3分、常翔学園が1本トライを返して、14点差と迫ったが、その後は再び、東福岡の時間帯となり、SO井上晴生、FL中山英琥、SH利守晴(いずれも2年)がトライを重ねて58-17で快勝。東福岡は2大会連続での決勝進出となった。

3位の表彰を受ける常翔学園

常翔学園のNO8岩本キャプテンは「自分たちがやりたいことがまったくできなかった。うちが弱かっただけ、力不足です。全国トップとの差を考え直して一からやっていきたい」と前を向いた。

東福岡の藤田雄一郎監督は「去年から東福岡であり続けるためにやってきたこと、激しさが少し出せた。ここまでたどり着けたので、勝った負けた以上にいい準備、いいチャレンジをさせたい。今日みたいなラグビーができれば対抗できるのでは」と話した。

キャプテンのNO8高比良恭介は「いかに先制点を取れるか話していたので良かった。モールからほぼトライにつながっているのは自信になっている。決勝でもチャレンジしていきたい」と語気を強めた。

3月31日(金)、午前11:00にキックオフされる決勝戦は関東王者・桐蔭学園と、九州Aパート王者・東福岡の優勝候補同士の激突となった。今季、「徹」をテーマに掲げている「東の横綱」が4度目の優勝なるか。それとも「彩」をスローガンとする「フェニックス」が冬に続いて2年ぶり7度目の王座に輝くか。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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