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桐蔭学園、FWの圧力は大会屈指
3月29日(水)、埼玉・熊谷ラグビー場で全国高校ラグビー選抜大会の準決勝2試合が行われた。第1試合は國學院栃木(栃木)と、昨年の花園は県予選決勝で負けたが、選抜大会では7大会連続ベスト4に進出した桐蔭学園(神奈川)の関東勢同士が激突した。両者は2月の関東新人の決勝でも対戦し、桐蔭学園が47-0と勝利していた。
立ってつないだ桐蔭学園
今大会、「立って縦につなぐ」をテーマに戦っている桐蔭学園。前半2分、強力FW(フォワード)が前に出ると、最後はCTB(センター)高崎大我(2年)が中央右にトライを挙げて7点を先制する。
その後はやや膠着した状態が続いたが、26分、再び桐蔭学園のFWが強さを見せてFL(フランカー)牧錬太郎(2年)が左中間に押さえてトライ。ロスタイムにはキックカウンターからボールを継続し、SO(スタンドオフ)萩井耀司(2年)が抜けだし、大外にいたWTB(ウイング)田中健想(2年)がトライを挙げて19-0で折り返した。
桐蔭学園LO西野のトライ
後半、相手が疲れてきたところで、さらに桐蔭学園のFW陣が前に出る。前半4分、PR(プロップ)井吹勇吾(2年)がラインブレイクし、LO(ロック)西野誠一朗(1年)につないでトライ。さらにボールを継続し6分にFL牧、9分にCTB高崎がトライを挙げて勝負を決めた。
國學院栃木は試合終了間際に、HO(フッカー)斉藤丈太郎(1年)がトライを返すのがやっとで、桐蔭学園が計7トライを挙げて51-7で快勝。2大会ぶりの決勝に駒を進めた。
2度目の3位となった國學院栃木
敗れた國學院栃木のSH(スクラムハーフ)小倉光希矢(2年)は「関東新人のリベンジをしようと思ったがボロ負けしてしまった。桐蔭学園さんは1人ひとりが強くて倒せなかった」と肩を落とした。
勝利した桐蔭学園の藤原秀之監督は「(選抜大会では)1つでも多くの試合をやろうと話していた。集中力がなくミスも多かった。でも、やろうとしていたことは一貫していた。と選手たちを称えた。
キャプテンNO8(ナンバーエイト)城央祐(2年)は「相手が疲れた後半に1対1で勝って立ってつないでから、一気に相手が崩れた。決勝は東福岡とやりたいと思っていた。昨季は1回も対戦なかった。自分たちのスタイルを貫きたい」と意気込んだ。
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