人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2023年1月23日

【ハイライト動画あり】燃えた相模原ギオンスタジアム。 ダイナボアーズとブルーレヴズの激闘は劇的結末。

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

ジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン1

【第5節ハイライト動画】三菱重工相模原ダイナボアーズ vs. 静岡ブルーレヴズ

さらに清原とシルコックがPGを決めあい、24-19の5点差で迎えた後半29分、静岡BRは相模原DBゴール前のラインアウトを得て、決勝点を奪うチャンスを得る。ここは思い切って飛び出してきたディフェンスの前でノックオン。いったんチャンスが潰えたかに見えたが、相手ボールのスクラムを猛プッシュ。反則を誘って清原のPGにつなげた。スコアは、ワンチャンスでは逆転できない、27-18の8点差。静岡BRの勝利は濃厚かと思われた。

しかし、ハードトレーニングで鍛え上げてきた相模原DBには余力が残っていた。後半36分、シルコックのPGでまずは逆転可能な5点差に詰め総攻撃を仕掛ける。残り時間は3分。その中でボールをフィールドの横幅いっぱいを使って動かし続け、交代出場のCTBカーティス・ロナがゴールラインに迫り、ヘンリー ブラッキンがゴールライン直前の密集からボールを押さえた。静岡BRのLO大戸裕矢もボールに食らいつき、判定はTMO(映像判定)となったが、トライが認められた。劇的同点劇にバックスタンドのダイナボアーズファンが総立ちになる。多くの人は勝利を確信しただろう。しかし、ここまで100%の成功率だったシルコックのゴールキックはポストを外れた。

アンガス・ガードナーレフリーの笛が鳴る。ノーサイド直後に力を出し切った両チームの選手たちの気持ちが表れていた。キックを外し両手で顔を覆うシルコック。最初に駆け寄ってねぎらうように肩を叩いたのはクワッガ・スミスだった。そして、相模原BRの選手もやってくる。「最後まで逆転の可能性がある試合ができたのは、シルコックのキックがあったから。チームメイトが彼に駆け寄るところを見て良いチームだと思いました」。SH岩村昂太キャプテンの言葉だ。「プレシーズンにフィットネスを養ってきたことは、最後の5分に生きました」。どれほどのハードトレーニングだったのか想像がつく同点劇だった。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ