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一方で、明大戦における筑波大は前半好調。38分頃まで5点リード(12-7)を奪っていた。果たして日曜日はどちらが機先を制し、試合を有利に進めるのか。
本稿執筆時点で両軍メンバーは発表されていないが、早大は強豪高校出身者と、附属・系属校高校出身者がミックスされた、充実の布陣が予想される。
早大は附属校、系属校による強化が成功している大学のひとつだ。
NO8相良主将は早稲田実業が79大会ぶりに花園出場を果たした時の主将。大学と連携したS&C(ストレングス&コンディショニング)強化など、緻密な準備によって戦略的に花園出場を掴んだ。
同じく早実のPR井元正大(4年)、LO池本大喜(4年)、当時1年生司令塔だったSO守屋大誠(2年)、FB小泉怜史(4年)らも、早大の主力に成長し、4年生はついに大学ラストシーズンを迎えた。
フロントローでは共に2年生のHO佐藤健次(桐蔭学園)とPR亀山昇太郎(茗溪学園)が主力に。HO佐藤は唯一無二のフットワークと突進力を併せ持つ。モール最後尾にいるだけで脅威となる。
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野中健吾(早稲田大学)
前戦はCTB野中健吾(1年、東海大大阪仰星)が対抗戦デビューを果たした。視野の広いスキルフルなルーキーは今季どこまで成長するか。
筑波大戦での見どころのひとつは、やはりセットプレーの攻防だ。
早大は今季よりさらにスクラムを強化。担当にはヤマハ発動機の名プロップだった仲谷聖史アシスタントコーチがいる。先発1番としてスクラム一本でパナソニックを撃破した2016年度のトップリーグ開幕戦など、サイズに頼らないスクラムの妙味を知る職人だ。
早大の1番PRに定着している井元は165センチ。仲谷コーチの薫陶を受けたFW陣が、青学大戦では不安定だったスクラムをどう修正してくるか。
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