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ラグビー コラム 2022年9月12日

【ハイライト動画あり】大熱戦!明治大学がタフ・ゲーム制す!筑波大は準備力光る。関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ラグビー 関東大学対抗戦2022

【ハイライト動画】筑波大学 vs. 明治大学

ゴール成功でスコアは19-19。一進一退のハイレベルな開幕戦だ。

 

しかし最後は、「メイジタイム」と位置づけてきた終盤の活動量で、明大が凌駕した。

筑波大のPR木原主将は試合後「一瞬の隙を突かれて取られたり、後半20分過ぎから切れてしまった部分など修正していきたいと思います」と反省を口にした。

後半17分には相手のハイパントを191センチのLO山本嶺二郎が確保。このターンオーバー直後にSO伊藤がミスマッチを制し、突破。FB安田昂平が勝ち越しトライを奪取した。

その4分後、筑波大にPGで4点差(22-26)に迫られた明大だが、この窮地で、後半開始から投入されていたWTB石田吉平主将が魅せた。

キックカウンターから切れ味鋭いラン。ここで相手のハイタックルを引き出した。さらにCTB廣瀬雄也がこの日2度目の「50:22」で形勢逆転に成功。

このキックから敵陣へ入り、迎えた後半37分。

勝負の敵陣ラインアウトで、修正力を見せたHO松下潤一郎のスローイングから、2フェーズ目でSH萩原がラックサイドを突破。WTB石田主将が勝負を決める5トライ目。

役者たちが値千金の仕事を果たし、激戦は33-22で決着。明大が10点差の白星を掴んだ。

明大・神鳥監督の「タフなゲームだったなあという印象です」という言葉は偽らざる実感だろう。

「筑波大学さんがしっかりしたラグビーをやって来るのは分かっていましたので、最後の最後まで諦めない姿勢を見せようと臨みました。我々としては、まだまだ伸び代があると感じるゲームでした」(明大・神鳥監督)

後半の最終盤、筑波大は自陣ゴール前に攻め込まれたが、ダメ押しのトライを許さなかった。

敗色濃厚の状況になっても戦意が落ちない、不屈の闘志がそこにあった。

「筑波のテーマとしては、しっかり全員で本当に長い時間、最後まで身体を張って闘って行こうということでした」

「準備してきたので、できたことも多くありましたが、いくつか足りない所もありました。高いレベルの相手に経験できる事がなかなかないので、本当に選手は、絶対にここから学んでくれると思います」(筑波大・嶋崎監督)

最後まで身体を張って闘った筑波大。

次戦の相手は、同じく一戦必勝の執念を持つ強豪、1勝の早稲田大学だ。9月18日(日)の群馬(アースケア敷島サッカー・ラグビー場)が舞台となる。

まさに「辛勝」――。しかし絶好調ではなくとも勝ちきる自信を手にした明大は、一敗の日本体育大学と、群馬で開催される「早大×筑波大」前の第1試合で激突する。

手に汗握る好ゲームで幕を開けた関東大学対抗戦。今年はどんなドラマが待っているのか。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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