ラグビー関東大学リーグ戦、9月10日（土）開幕。出場8校の指揮官が意気込みを語る

昨季2位で、3シーズン連続大学選手権ベスト8の日本大学。今季から元日本代表主将の菊谷崇氏をHCに迎えて強化を図っている。

中野克己監督は「昨年まで留学生中心としてパワーのある選手や、FW（フォワード）に卒業生が多く、選手のスキルアップと言うよりはもう一度、エンジンを積み替えるような練習をしてきた」。

「春は厳しいグループで1勝もできなかったが、8月の中旬の夏合宿で焦点を絞って、やってきたことは成果となって、徐々に出てきていると思っているが、まだまだラグビーのゲームの準備という面では若干例年に比べると遅れている」との見解を示した。

それでも監督は「夏合宿でゲームをこなせた事は大きな収穫でもあり。ここまで活動できているので、これから先も、1分1秒無駄にすることなく取り組んでいきたい」と前を向いた。

大東文化大学は5年ぶりの優勝を目指す

昨年3位で大学選手権に出場した大東文化大学。4シーズン目となった日下唯志監督は、「春シーズン、コロナ感染者が出た影響で、春季大会の帝京大学戦、セブンズの大会を辞退した。スタートをうまく切ることができなかったが、その後、無事に活動を再開できた」と安堵した。

また、日下監督は「春季大会は元気な選手を、できるだけ多くの強豪チームに経験させることができた。勝敗的には厳しい試合が多かったが、試合を経験することによって、選手が矢印を自分に向けて、しっかり反省や振り返りができてよかった。夏合宿も、自分たちの思うような試合ができなかったが、公式戦前に厳しい状況をまた経験できた事はよかった」と前向きに捉えている。

昨季4位で、2011年以来の大学選手権出場を目指す関東学院大学の板井良太監督は「春からなかなか結果が出ず、そこで出た反省点を踏まえて夏合宿を行ってきました。春の反省点はまだ克服は完全にできていなく、CTB（センター）山村拓など、主力メンバーにケガ人も出てしまって、開幕の流通経済大学戦に向けてはベストメンバーとはいかないが、現状のメンバーで勝ちたい」と話した。