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トライを決めた後、笑顔のCTB中村主将
相手にやや疲れが見え、反則が増えてきた9分、12分とFBマッケンジーが約50mのPGを2本決め、1点差に追い上げる。さらに19分、相手陣22mライン付近からラインアウトを起点にアタックを継続、最後は「本能だった」というCTB中村が、ラックから持ち出してトライを挙げて30-24と再び逆転に成功した。
東芝ブレイブルーパス東京、ラベマイの突進
24分、東芝ブレイブルーパス東京も途中出場のFLシオネ・ラベマイがインゴールまでボールを持ち込んだが、TMO(テレビジョンマッチオフィシャル)の末、トライは認められなかった。その後も東芝ブレイブルーパス東京はラインアウのミスや、東京サンゴリアスの途中出場の選手たちの激しいタックルの前に得点を重ねることができず、そのまま東京サンゴリアスが、30-24で勝利し、5シーズン連続の決勝進出を決めた。
15得点を挙げてPOMに輝いたFBマッケンジー
POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には、得意のキックで15得点を挙げてチームを牽引した東京サンゴリアスのFBマッケンジーが選出された。「前半、キックを外した部分があったが、自分のミスだった。後半、修正してちゃんと決められて良かった。厳しい展開になったが、チームとしてすごくいいパフォーマンスができて、たくさんのファンの目の前でハードワークできていい結果を残せてよかった」と語った。
ブラックアダーHC(左)、小川共同主将
常にリードする展開ながら逆転負けを喫した東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダーHC(ヘッドコーチ)は、「本当にこういった試合では、小さな事がすごく大切になる。自分たちの遂行がうまくいかなかった。やはり決勝トーナメントでのプレッシャーを感じました」と悔しさをにじませながらも、「自分たちのチームを誇りに思う」と選手たちの奮闘ぶりを称えた。
共同主将の1人、SH小川は「今日は絶対にフィジカルのバトルだと思って臨んだ。その部分では自分たちも上回っていると思っていました。ただ、やっぱりサンゴリアスさんはずっと上位チームで、こういう舞台に本当に慣れていて落ち着いていて、それに対して自分たちは結構試合中も、あまり冷静でいられなかった部分もあった。そういう差が出た」と振り返った。
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