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2022年が始まり、1月7日、今後の日本ラグビーをけん引するジャパンラグビーリーグワンが開幕する。新国立競技場で、トップリーグ最後の王者・埼玉パナソニックワイルドナイツと、優勝候補の一角であるクボタスピアーズ船橋・東京ベイが相対する好カードだ。新し時代の幕開けにふさわしい戦いを期待したい。
リーグワンに参加するのは24チームだ。最上位のディビジョン1には、精鋭12クラブが顔をそろえる。初代王者をめぐる戦いはし烈だ。前述の2チームに加え、東京サントリーサンゴリアス、コベルコ神戸スティーラーズ、トヨタヴェルブリッツあたりが戦力的には優勝を争いそうだ。しかし、サンゴリアスをトップリーグ優勝に導いた沢木敬介監督が率いる横浜キヤノンイーグルス、最後のトップリーグで大躍進のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪ら、どのチームも波乱を起こす力はあり、開幕戦から目の離せない戦いが続くことになる。ディビジョン2(6チーム)、ディビジョン3(6チーム)は昇格を目指してしのぎを削る。1と2の下位3チーム、2と3の上位3チームが入替戦を行う。シーズン最後まで緊張感ある戦いが繰り広げられるだろう。
リーグワンはトップリーグとどう違うのですか?そんな質問を良く受ける。もっとも違うのは、試合の主管権が日本ラグビー協会から各チームに移ることだ。スタジアムもこれまではリーグとしてアレンジしていたが、各チームが確保する。「ホーム&アウェイ」と言わず、「ホスト&ビジター」という言葉を使い、ホストチームが試合を主催し、チケットを販売し、各種イベントなどを行うことになる。
プロフェッショナルなチーム経営が求められており、興行として成功すればチームの収益も上がる。各スタジアムのファンサービスには独自性が出てくるだろう。お客さんを呼ぶためには質の高い試合をする必要があり、強化も加速するはずだ。従来の企業スポーツから脱却し、協賛各社、ホストエリアの自治体などと連携し、さまざまな価値を創り出す動きはすでに始まっている。
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