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10月1日。早稲田大学は青山学院大学にてこずった。スコアは47-21。10月18日。帝京大学は青山学院を122-0と文字通りに一蹴した。11月1日。早稲田は帝京を45-29で破った。
関東大学対抗戦 慶應義塾大学(10/4)
10月1日。慶應義塾大学は筑波大学に19-30で敗れた。10月18日。明治大学は筑波を33-17で退ける。11月1日。慶應は明治から13-12の劇的勝利を収めた。
例年と異なるカレンダーで各校は春から動いた。クラブというより大学の方針により練習期間や夏合宿の有無もそれぞれ異なった。遅れてきた大学ラグビーの季節。時間はぎゅっと縮む。2週間、1週間、いや1日、2日、短い期間にチームの仕上がりや拮抗の度合いはしきりに変化した。
いつもなら、春や夏の試合の内容や結果でターゲットとの力量の差、目的までの距離を測り、焦点を絞って強化の段階をひとつずつ積み上げる。授業出席より解放された集中鍛錬に合宿で励む。
そんな強化計画はままならなかった。自校のグラウンドにいわば閉じこもり、許される範囲でチームの幹を太くしようとした。
いざ10月1日の開幕。早慶両校はいずれも「ここで勝つ」という焦点を絞り切れなかった。限られた条件にあって、まじめに練習を重ねた分、さまざまな領域に可能性は見つかり、あれもこれも試すうちに試合は進んで苦しんだり負けたりした。
あれから1カ月。早稲田には身上の「仕掛けの速さと接点の厳しさ」が戻った。慶應は伝統のタックルのみならず迷いなきキック多用の象徴する「徹底」の凄みを見せつけた。
早稲田の相良南海夫監督は開幕前にこう話していた。
「菅平での夏合宿はできず炎天下の上井草でトレーニングを続けてきた。他校との相対比較ができない。試行錯誤の機会もなかった。あるいは時間が足りないかもしれない。対抗戦ではきっといろいろなことが起こる。だからこそ、決勝のクォリティーを意識してブレずに毎日を過ごそうと」
慶應の相部開哉主将も同じころに言った。
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