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ラグビー コラム 2019年2月5日

日仏ラグビーチャリティマッチ2019 レビュー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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トップリーグ選抜のデーブ・ディロンヘッドコーチは、「トップ14の上位にいるだけあって、ボールキャリーの能力の高い選手が多かった」と相手を称えた。また、この試合が「復興」を支援するチャリティマッチということもあり、「チャリティに少しでも貢献できたことを嬉しく思います」と、5トライを奪って観客を楽しませたことについては選手の奮闘を評価。厳しい言葉は発しなかった。

チームとしてまとまりを欠く状況で力を発揮できない選手もおり、選手選考という意味では評価の難しい試合になった。トップリーグ選抜には日本代表入りを目指すNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)のメンバーが15名(先発11名)含まれており、どの選手がアピールしたかという視点で見ると、2トライをあげて、トップリーグ選抜側のマンオブザマッチに選出されたWTB尾崎晟也、PR木津悠輔が攻守に豊富に動き回り、非凡な能力をアピールしていたように見えた。

試合後、以下の選手たちがRWCTS(ラグビーワールドカップトレーニングスコッド)の合宿に追加招集されることが発表された。PR山本幸輝、HO北出卓也、HO堀越康介、FL中島イシレリ、SH日和佐篤、SO山沢拓也、CTB梶村祐介、CTBシオネ・テアウパ、FB山中亮平。山沢以外はトップリーグ選抜の選手たちだ。また、この試合でアグレッシブに動いていたFL松橋周平は、練習生としてサンウルブズのオーストラリア合宿に参加することになった。尾崎、木津、試合序盤に低いタックルを連発していたWTB野口竜司など、このメンバーから今後、チャンスをつかむ選手も出てきそうだが、サンウルブズ、RWCTS、NDSに選出されていない選手は、RWCに向かってアピールの場が少なく、大枠でメンバーは固まったということだろう。今後はサンウルブズの試合と、それと並行して行われるスーパーラグビーの若手チームとの練習試合などで日本代表のチーム作りが進められていくことになる。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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