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ラグビー コラム 2018年7月27日

カンファレンス1位同士の戦いは僅差勝負になるだろう ライオンズ vs. ワラターズ スーパーラグビー準決勝の見どころ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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両チームは、今季の第10節で対戦し、このときは、29-0でライオンズが勝っている。今回もホームのライオンズが有利と見られているが、ワラターズも調子を上げている。

レギュラーシーズン中盤に調子を落としたワラターズだが、第16節のレッズ戦から準々決勝のハイランダーズ戦まで5連勝。ハイランダーズ戦では、一時、6-23とリードされながら、相手WTBワイサケ・ナホロがイエローカードで10分間退場しているうちに3トライをあげ波に乗った。SHニック・フィップス、SOバーナード・フォーリーのベテランHB団の冷静なゲームコントロールが光ったが、フォーリーは、スーパーラグビーの公式サイトが選ぶ準々決勝4試合の最優秀選手に輝いた。

一人で2トライを含む25点をあげ、ゴールキックを100%決めたほか、10回のタックルを決めた。ただし、フォーリーが生きるのも、CTBカートリー・ビール、FBイズラエル・フォラウなど、天才的なランニングスキルを誇る選手がいるからこそ。ライオンズのディフェンスラインがほんの少しでもスキを見せれば、ビール、フォラウが切り裂くだろう。ワラターズのFWがセットプレーでライオンズを止め、ボール争奪戦で互角に戦えればワラターズに勝機が出てくる。ファイナリストとなるのはどちらのチームなのか。僅差勝負になるだろう。

もう一つ、準決勝の見どころをあげておきたい。スーパーラグビーの個人トライ数の記録のことだ。現在のところ、ハリケーンズのベン・ラムと、ワラターズのタンゲレ・ナイヤラヴォロが15トライで並んでトライ王を争っているが、実はスーパーラグビーの単独シーズンでのトライ記録は15が最多。1997年シーズンのジョー・ロフ(ブランビーズ)が達成して以降、今年の2人を含む5名が15トライをあげている。新記録が達成されるかどうかも準決勝の注目ポイントになる。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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