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ラグビー コラム 2018年6月5日

【ラグビー日本代表コラム】ヤマハ発動機ジュビロの清宮克幸監督は2018年春の日本代表強化をどう見るのか?(前編)

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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──コーチ陣も堀川隆延ヘッドコーチ(ヤマハ発動機ジュビロ)、アシスタントコーチの大久保直弥さん(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)、相馬朋和さん(パナソニック ワイルドナイツ)など、トップリーグのコーチが軸でしたね。

ジェイミーHC

NDSの活動などでジェイミーHCを多くの日本人スタッフがサポートしている

「いまのトップリーグが持っているスタッフのエキスが出たと思います。ジェイミー(ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ)のやりたいことは彼らも分かっている。しかし、ジェイミーに足りないところも気付いている。今回の遠征は、ジェイミーの足りないところを日本人のスタッフで補ったのではないでしょうか。そして、選手たちが持っている力の多くを出すことができた。そして結果につながったと僕は見ています」

──足りないところとは。

「アジャストでしょう。ディフェンスで前に出るのが決まりですが、こういうシチュエーションの時は出るのをやめる、というようなアジャストです。今のサンウルブズは、出ようと決めたのだから出ようとしている。おそらく今は前に出て、前に出る能力が高くなったときに、引くこともできるようにすると、段階的に考えていると思います。しかし、すべて前に出ていたら足の速いWTBに(外側のスペースを)どんどん走られてしまう。そのあたりを、NDSはカバーし合ったのではないかと思います」

──サンウルブズは、いまベースを作っている段階と見ているのですね。

「戦うための武器を集めている段階でしょうね。NDSはそこに多少の調整をしたと思います。サンウルブズのようなプレッシャーもないから、遠征も楽しかったでしょう。どんどんエネルギーが出たのではないですか。ああいう遠征は楽しいでしょうね(笑)」

──ジョセフHCの今後のコーチングにも良い影響を与えそうですね。

「そういう話し合いはしていると思います。NDSのように日本人選手を多く起用しながら結果が出たら、同じポジションで実力が変わらない選手がいる場合、日本人選手にチャンスをあげてほしい。迷ったら日本人選手を起用する。それがNDSの試合で証明できたと思います。WTBのプレーを見ていると、福岡堅樹はボールを持っていないときの動きが明らかに他の選手よりも優れていますよね」

«後編に続く»

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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