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ピックアップ コラム 2019年5月8日

1ヶ月ぶりにツアー再開、東京世界選手権に向けた「駆け引き」の色さらに強まる・グランドスラム バクー大会2019

柔×コラム by 古田 英毅
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4月第1週のグランプリ・アンタラヤ大会から1ヶ月強。大陸選手権、あるいは国内選手権のために中断していたワールドツアー大会が、この週末のグランドスラム・バクー大会(5月10日~12日)からいよいよ再開される。この大会の様子はJSPORTSで生中継される(5月11日、12日開催分)。

ここから東京世界選手権(8月25日~9月1日)まで組まれたワールドツアー大会は5月に2つ、7月に2つの計4大会。調整出場にせよ、腕試しにせよ、シード権奪取のためのポイント狙いにせよ、使える機会は決して多くはない。今年は欧州選手権が7月開催(EOCヨーロッパ競技大会の一種目として実施)という常と異なる日程で行われるという変数もあり、どこに誰が出、誰と戦わねばならないかという選手同士の読み合いはかなり激しいものがあると聞く。これまで参加選手を比較的早く公表して来た日本もいよいよ情報戦に本腰を入れたか、今大会は有力選手ほぼ全員を登録し、大会まで一週間を切ってから一斉に削り込むという策を採った。

さて今大会。ロシアやジョージア、フランスの重量級の一軍が6日まで日本で国際合宿に参加していたという事情もあってか、昨今には珍しく男子100kg超級のメンバーが地味め。男子は、全体を見渡すと66kg級が非常に面白いように感じられる。

ここ2年ほど日本勢の参加の有無がそのままトーナメントの面白さに直結していた感がある66kg級であるが、リオ後の低調期を経て現在人材が勃興中。今回はバルチ・シュマイロフ(イスラエル)やタル・フリッカー(イスラエル)に加え、この「揚がる新興勢力」の代表とすべきデニス・ヴィエル(モルドバ)に注目してほしい。昨年までワールドツアータイトルなしでどちらかというとU-23カテゴリの好選手というイメージであったこの選手だが、今年はグランドスラム・パリにグランプリ・アンタラヤとビッグゲーム2つを立て続けに制してメキメキ売り出し中。細身の体から体落や出足払など「調子を取る」ことが必要な、まるで日本選手のような切れ味ある技を繰り出して「一本」を量産。さらにこれぞ欧州型という腰車や横車などのパワー技も使いこなし、大化けの予感を漂わせている。この階級は彼ら新興勢力のほか、ダバドルジ・ツムルフレグ(モンゴル)、ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)、チャールス・チバナ(ブラジル)、さらにリオ五輪60kg級金メダリストのベスラン・ムドラノフ(ロシア)らロンドン-リオ期を牽引したベテラン勢も大量参加して、新旧勢力激突の様相。阿部一二三と丸山城志郎という日本のトップ2が注目される裏で、激しく変わりつつあるリオ-東京期における66kg級世界の「潮目」がわかりやすく観察できる大会だ。
グランドスラムパリ、グランプリアンタルヤを制して勢いにのる66kg級デニス ・ヴィエル
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