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ピックアップ コラム 2019年5月8日

1ヶ月ぶりにツアー再開、東京世界選手権に向けた「駆け引き」の色さらに強まる・グランドスラム バクー大会2019

柔×コラム by 古田 英毅
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アゼルバイジャンのスター2人が参加する73kg級、常の通り強豪ずらりと参加してまったく上位の顔ぶれが読めない81kg級も面白いが、日本のファンとしてはやはり90kg級に注目しておきたい。世界選手権で1人代表を務める向翔一郎、団体戦の代表に抜擢された村尾三四郎が揃って投入されたのだ。向は現在ワールドランキング22位、この階級の混戦ぶりとこれまでの試合を考えれば本番におけるシード権(8位以内)の奪取は必須。2月のデュッセルドルフ大会(2位)で世界に衝撃を与えた村尾も同27位で、夏以降五輪代表争いに絡むにはポイントの積み上げが必須だ。ともに、グランドスラム大会派遣という大チャンスを逃すわけにはいかない。

女子の注目選手は70kg級の世界選手権連覇者・新井千鶴。昨年11月のグランドスラム大阪で今年の世界選手権代表に内定したため以後は調整に専念、これが2019年初めての試合だ。本来の持ち味である技の切れ味に頼り過ぎず、力でねじ伏せる形で連覇を飾った新井だが、以後足技、逆方向への技など新たな進化を模索しているとのこと。世界選手権で決勝を争ったマリーイヴ・ガイ(フランス)に、大阪で2位のアンナ・ベルンホルム(スウェーデン)ら、腕試しの相手は揃っている。

世界選手権連覇中の70kg級新井千鶴はこれが2019年初めての試合出場

1階級のみの派遣に留まった男子とは対照的に、女子は一線級を大量投入。48kg級近藤亜美、52kg級志々目愛、57kg級芳田司、63kg級田代未来、70kg級の新井に78kg級濵田尚里と、世界タイトル保持者5名を含む6名が出場する。全ての階級が面白いが、マイラ・アギアール(ブラジル)にマデリーン・マロンガ(フランス)はじめターゲット選手大量出場の78kg級、芳田含めて世界王者が3名出場の57kg級は特に注目である。

5月7日時点のエントリー情報をもとに作成しています。

古田 英毅

「eJudo」編集長。国内の主要大会はほぼ全てを直接取材、レポートを執筆する。自身も柔道六段でインターハイ出場歴あり。2019年東京世界選手権から、全日本柔道連盟の場内解説者も務める。J SPORTSワールドツアー中継ではデータマンを担当。

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