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モータースポーツ コラム 2026年10月20日

F1シンガポールGPを彩った35万個のビーズ、花柄、ドリアン!

F1コラム by J SPORTS 編集部
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2連勝を飾ったレッドブルのマックス・フェルスタッペン

2連勝を飾ったレッドブルのマックス・フェルスタッペン

F1の2026年シーズンも終盤に入り、10月第2週にはシンガポールGPを含む残り7戦となった。11日に行われた決勝では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが2連勝を飾り、自身初のシンガポールGP制覇を果たした。

このナイトレースの週末には、色鮮やかな花や伝統の模様を取り入れたドライバーたちのヘルメットやウエアも話題を集めた。開催地にちなんだ特別な装いはF1ではおなじみだが、今回は繊細なビーズ細工から国花のラン、名物のドリアンなど、多彩なモチーフが登場。

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2カ月をかけたビーズ細工をヘルメットに

マクラーレンのオスカー・ピアストリのために制作されたヘルメットには、約35万個のガラスビーズが使われている。Androidの企画で、地元の工芸家アンジェリン・コン、キャロリン・ローらが制作に参加。公開された映像には、小さなビーズを一つずつ縫い付ける手元が映る。完成までに2カ月かかったという。

ターコイズ色の地を彩る鳳凰や花、緑の葉。制作者によれば、鳳凰は美徳や繁栄の象徴だという。シンガポールでは、花や鳥で飾った履物、袋物、室内の装飾が、プラナカンの伝統工芸として受け継がれてきた。中国などから渡来した移住者と現地の人々を祖先とするプラナカンが、多様な文化の影響を取り入れながら受け継いできたビーズ細工である。

完成品を手にしたピアストリも「シンガポールではこれまでも特別なヘルメットをいくつか使ってきたけれど、これは間違いなく一番のお気に入り」と話している。ただし、ピアストリがこのビーズ細工のヘルメットをかぶって走ったわけではない。『Roundtable Sports』によると、走行用にはそのデザインを再現した別のヘルメットが用意されたという。

一方、ウィリアムズのアレックス・アルボンがヘルメットのデザインに選んだのは、「果物の王様」ドリアン。特徴的なトゲのある外皮を表現し、地元の市場で見かける値札からも着想を得たという。

足元にはピンクの花、ウエアには国花のラン

F1でもスポーツ、ファッション、カルチャーの融合がますます進む中、フェルスタッペンはレーシングシューズに花柄を取り入れた。Instagramに投稿された写真では、ネイビーの地に鮮やかなピンクの花をあしらい、チームやスポンサーのロゴを配置。白とピンクのラインがつま先へ伸びている。

メルセデスとアディダスが発表したアパレルコレクションは、シンガポールの国花であるラン「バンダ・ミス・ジョアキム」がモチーフ。花のピンクや紫を取り入れ、肩や襟、袖口にはチームを象徴するティール色を残している。

一部のアイテムには、通気性を高めたり雨を防いだりする機能が備えられており、現地の気候にも配慮している。

アディダスの公式発表の中で、メルセデスの商業責任者リチャード・サンダースは、開催地ごとのコレクションについて、「毎年F1を迎えてくれる地域社会とのつながりを深める機会」だと説明している。

東南アジアの伝統柄をチームのジャージーに

フェラーリとマクラーレンにウエアを提供するプーマが展開したのは、東南アジア向けの限定ジャージー。ライフスタイル誌『The Peak Malaysia』によると、プラナカンのタイルやインドネシア、マレーシアのバティックなど、地域の染織や建築から着想を得ているという。

フェラーリは、プラナカン文化にちなんだ花などの模様を同系色で表現。赤系と淡い色の2色を展開した。

マクラーレンは茶色と黒を基調に、パッチワークを思わせるバティック柄を配置。襟や肩のパパイヤ色がアクセントとなっている。

文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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