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モーター スポーツ コラム 2023年10月20日

2023“SF鈴鹿決戦”チャンピオン候補1|宮田莉朋 ~遠回りしながらも、自信を深めてきた日々~

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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2016年にFIA-F4シリーズチャンピオンを獲得した。

また、2017シーズンは全日本F3選手権(現スーパーフォーミュラ・ライツ)にも参戦。5度の2位表彰台を獲得するも、優勝を手にすることはできずランキング4位。2018年は坪井とチャンピオン争いを繰り広げるも、シーズン2勝に留まりランキング2位で終えた。

ここまで、多くのドライバーがF3を3シーズン戦って、次なるステップを掴んできた。それだけに、宮田にとって2019シーズンはトップフォーミュラに上がれるか否かがかかる“勝負の1年”だった。

開幕前から大本命は宮田と言われていたが、そこに最大のライバルが現れる。そう、現在フォーミュラEで活躍中のサッシャ・フェネストラズだ。

この年はB-Max Racing Teamと欧州で参戦経験のあるMotoparkがタッグを組み、強力な体制を整えた。フェネストラズも日本での初レースではあるものの、いきなり速さをみせて開幕戦で優勝を飾った。それに対し第2戦で宮田も勝利を奪うなど、このシーズンは2人による一進一退のトップ争いが毎回繰り広げられ、パドックも例年にないほどの緊迫感が漂っていた。

特にチャンピオン決定の舞台となったもてぎラウンドでは、お互いが最後まで攻め合う大接戦となった。結果的にフェネストラズが逃げ切って2019年シーズンのチャンピオンを獲得。王座に一歩届かず、悔し涙を流した宮田。ただ、当時から一貫して“ある目標”を口にしていた。

「僕は世界の舞台に行きたい」

そんな宮田が脚光を浴びる時がやってくる。2020年のスーパーフォーミュラ第2戦岡山大会だ。この年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う様々な措置が取られていた時期、TOM’Sの36号車でレギュラードライバーを務めていた中嶋一貴が、兼務していたWEC(FIA世界耐久選手権)後の帰国後、一定期間は自主待機をしなければいけないルールがあった。この岡山大会も、その期間に重なり、宮田は代役としてスーパーフォーミュラデビューを果たした。

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