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山内英輝選手(No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT)「自分たちのレースは最大限ベストは尽くしたし、やり切った気持ちが大きい」 | SUPERGT 2023 第5戦 鈴鹿【SUPER GT あの瞬間】
モータースポーツコラム by 島村 元子予選後に喜びの涙を浮かべる山内選手
── さて、そのQ2アタックですが、改めて振り返ると、パーフェクトな走りだったのですか? また、ポールポジション獲得はどういう形で知ることになりましたか?
山内:僕自身、“完璧だった”っていう言葉はあんまり好きじゃないので……もうそれで自分の限界が終わるみたいな感じにとらえられちゃうので。“これがパーフェクトだった”っていう考え方はないんです。ただ、今の持ってるポテンシャルの中で全力を出し切りましたし、無心で走って、クルマをしっかり感じながら走らせて……。必死にクルマを走らせたっていう感じですかね。(ポールポジション獲得は)全車のアタックが終わるまで待ってたという感じです。(ドライブ中に)もちろん無線でも聞きました。ただ、まだアタックラップをしてる人たちもいたので、その結果……みんなが終わるまで、ずっと待っていたという感じです。
── 迎えた決勝も厳しい暑さになりましたが、どのようなレースをしようということになりましたか? また、今シーズンの450kmレースでは、戦略として早々にピットインするチームも見受けられる中、61号車としてはどのように自分たちの強みを生かして応戦しているのですか?
山内:基本は、もう“逃げて、逃げて”っていう考え方でした。序盤で、基本的に僕がうしろを引き離して、ラクな展開で井口(卓人)選手に渡せるようにしていかなきゃいけないと考えてました。(異なる戦略を採るチームに対しては)基本、ほぼノータッチなんですよね。基本的にチームのみんながプロなのでそこに任せて、基本的に走ることに集中するのが僕のスタイルです。戦略に関しては、あんまり何も言わないですね。
── “お任せ”というか、「行って来い」と送り出されたら、ベストな走りをするだけだと?
山内:そうです。現状ではこういう状況だから、それに対してどうしたらいいのかっていうのは……一番コース状況を把握してるのはチームだと思うので。走ってる僕がどうのこうの言っても、無責任な言葉になるので、基本的に、僕はチームを信じてすべて任せているという感じですね。
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