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第3戦で優勝を果たしたNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra
6月の第3戦鈴鹿から約2ヶ月のインターバルを経て、いよいよ中盤戦に突入する2023年のSUPER GT。GT500クラス・GT300クラスともに、この中盤戦からチャンピオン争いが盛り上がりを見せ始めていく。特に8月に行われる夏場のレースで各チームがどのような結果を残すかが、チャンピオン争いの行方に影響を及ぼすことも多いだけに、今回の富士大会と8月末の第5戦鈴鹿大会は目が離せない。
このうちGT500クラスは、No.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が36ポイントでリード。2番手にNo.3 Niter MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)、3番手にNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がつけている。なお、前回大クラッシュを喫した23号車はマシンの修復が完了し、問題なく富士大会に出走予定。事故後はしばらく入院していたという松田も復帰に向けたリハビリやトレーニングに励んでおり、今のところは週末のレース参戦に支障はなさそうだ。
そんな中で迎える中盤戦。なかでもGT500クラスはタイヤメーカー同士の争いが例年以上に注目を集めることになりそうだ。ここ数年はブリヂストンとミシュランがシーズン中の勝利を分け合い、チャンピオン争いも繰り広げてきたか、今年はそこにヨコハマタイヤが加わってきているのだ。
5月の第2戦富士ではNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)が表彰台圏内を走行。終盤にGT300と接触し脱落を余儀なくされたが、レースペースを考えるとライバルを脅かす存在になっていたことは間違いない。
No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z
そして記憶にも新しいのが前回の鈴鹿大会。No. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が予選・決勝ともに力強い走りをみせ、7年ぶりの優勝を飾った。
今年に入って大躍進をみせているヨコハマタイヤ勢。その兆候がみられたのは厳密に言うと一昨年から。この年は19号車が予選で2度のポールポジションを獲得したほか、もてぎで行われた第4戦と第7戦で2位表彰台を獲得した。それまでは下位に沈むことが多かったが、徐々に優勝に近づくような走りを見せていた。
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