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チケット30万枚即SOLD OUT!小林「その時点でル・マンは特別」| ル・マン24時間レース開幕直前 小林&平川スペシャルインタビュー
モータースポーツコラム by J SPORTS 編集部北川:24時間レースならではの苦労を教えてください。
小林可夢偉選手兼チーム代表
小林:たぶん聞く人を間違ってますね。僕は年がら年中24時間レースみたいなもんなんで。生活が耐久レース向きなんですよ。みんな僕とどっか行くとついて来れない。たぶん、僕は人より2倍くらいエネルギーがあるんですよ。だから24時間レースをしても意外に普通なんですよね。
北川:一般的にはレースは昼に行われるものですが、夜の戦いに向けてトレーニングしたり、特別な準備をしたりすることはありますか?
平川:夜はあまり苦労しないというか、シーズンオフにチームとしても耐久テストをやって、夜走る機会は結構あります。ル・マンはすごい灯りがあって、あまり夜っていう感覚はないですが、耐久テストだともっと暗い(状態の中で走る)。夜よりも次の日の朝・昼くらいの方が、疲れが出てくるような感じがして、自分に鞭を打って走らせるような感じです。
小林:どういう鞭を打つの?
平川:脚を叩いたり、自分に打撃を与えるとアドレナリンが出る。絶対にミスをおかしてはいけないけど、高次元で走らなきゃいけないので、その集中力と体力は、すごいところを要求される。少しのミスもしないように、できる限り集中力を高めることがすごい大変だと、去年戦ってみて思いましたね。
北川:一般の公道とサーキットが合わさる特殊なコースについての印象は?
小林:特殊なんですけど、昔のル・マンに比べると、おそらく路面は綺麗になっています。公道は日頃サーキットとして使ってないから、レースをすればするほどグリップがバンバン上がっていく。最後のスティントに乗ると「こんなにグリップするの?」っていうくらいグリップする。最初のサラサラ感から、レース終わり頃のグリップの違いにびっくりする。だから意外に僕は最後の方に乗っても楽しんでる。「こんなにグリップするんだったらもっといけるじゃん」みたいな。
北川:長いサルト・サーキットの攻略ポイントは?
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